ストーリー
逃げ出すリナとゼルガディスの前に、赤法師レゾが立ちはだかる。レゾは静かに、ゼルガディスに詰問
を始めた。レゾとゼルガディスは、なんと仲間だったのだ。しかし、ゼルガディスはレゾに反逆すると
その場で宣言、レゾのふいをつき、リナを連れて逃げ出した。
一方、アジトではディルギアがリナの脱走に気がつき、ヌンサがやられたことを知る。怒りに燃える
ディルギアに、レゾはゼルガディスの裏切りと、裏切り者の処理を伝えた。
しばらく走り、レゾの追撃がないとわかると、リナはゼルガディスに事情説明を求める。ゼルガディス
の話によると、あの男は正真正銘の赤法師レゾ当人だと言う。彼は、生まれつき見えない目を開かせる
ため、白魔法を極め、それでも駄目だとわかると精霊魔法や黒魔法にも手を出した。しかし彼の目は開く
ことなく、実在するかもわからない魔力の増幅アイテム、賢者の石に望みをかけた。リナの手に入れた
神像には、その賢者の石が入っている、という。
ゼルガディスの方は、賢者の石を手に入れて、レゾを倒したいと言った。ゼルガディスはレゾの孫か
曾孫にあたる存在で、力を求める彼はレゾの手によってキメラにされたのだという。事情説明が終わり、
リナが仮眠をとろうと横たわると、突然森がさわぎだした。ディルギアがトロルを連れて、彼らを襲撃
しに来たのだ。
ゼルガディスの魔法で、トロルはほとんど一掃される。ディルギアも、ゼルガディスと剣を交え、
かなわないと知ると逃げていった。これでどうやら、彼らの居場所はレゾに知られてしまったようだ。
行く宛のないと言うゼルガディスに、リナはアトラス・シティに向かい、ガウリイと合流することを提案
する。そして、彼らは一路、アトラス・シティへと向かうのだった。
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