ストーリー
ガウリイと合流し、ゼルガディスたちを仲間につけ、ひとまずリナたちは食堂で一連のできごとを
ガウリイに説明した。ガウリイは、ゼルガディスにもレゾにも賢者の石を渡すつもりはない、と宣言。
石は一時、ガウリイ預かりとなる。
食堂を出たリナたちは、一人の少年とぶつかった。その少年と話している最中、突然少年が石になって
しまう。驚くリナたちの前に、レゾの使い魔が現れ、レゾの映像を映し出した。レゾは対価として、この
町の人々の命を渡すから、賢者の石をよこせと申し出る。もしこの申し出をつっぱねれば、レゾはこの町
だけでなく、他の町も攻撃するだろう。つまりは、無限に人質をとられたも同じこと。レゾは、取り引き
をする気があるなら、明日自分の持つ塔に来い、と言って消える。
翌日、リナたちはレゾの塔へと向かった。降魔戦争のときから存在する、古い塔の中にレゾはいると
いう。大きな広間のある最上階で、リナたちはレゾと対峙した。リナは石を渡す前に、レゾを問い
つめる。本当に目的は目の治療なのか、ならばなぜ最初から本当のことを話さなかったのか。もしかして
レゾは、魔王を復活させ、代わりに目を治してもらおうとしているのではないか。リナの鎌かけに、レゾ
は全てを肯定した。レゾは真剣に、目を治す対価として、魔王を復活させようとしていたのだ。
当然、そんなことはさせられない。賢者の石をリナが壊そうとしたとき、レゾが呪文を唱えた。すると
突然ゼルガディスがリナを攻撃。ゼルガディスは、レゾに操られてしまったのだ。ゼルガディスによる
足止めが行われている間に、レゾは塔の中に封印されたシャブラニグドゥを復活させようとする。リナは
ゼルガディスを吹っ飛ばし、なんとか正気に戻させるが、レゾは奪った賢者の石を使い、魔王復活の儀式
を進めていた。
リナたちがたどりついた時、儀式は完了しようとしていた。レゾの手の中で、賢者の石が砕け散る。
だが、瘴気はどんどん強くなってゆく。儀式は成功してしまったのだ。そして、レゾの赤い目が開いた
とき、リナは全てを悟った。魔王が封印されていたのは、塔の中ではなく、レゾの瞳の中だったのだ。
そして、ついに魔王が復活する――!
|