Zap! 勝利はあたしのためにある (アニメ無印第26話)



ストーリー

 リナたちをフラグーンからいぶり出そうと、攻撃を続ける『レゾ』。逃げ回る途中、ガウリイの一言で、 ゼルガディスたちは光の剣で呪文を増幅する戦法を思いついた。さっそく『レゾ』に試し、それは確かに 『レゾ』とザナッファーに効いたのだが、単に『レゾ』を怒らせるだけの結果となってしまった。本気で 攻撃を仕掛けようとする『レゾ』。しかしそこに、復活したリナが、祝福の剣(ブレス・ブレード)を 持って駆けつける!
 シルフィールも防御結界担当で加わり、これでリナたちの戦力は全力に。リナたちは『レゾ』を、 フラグーンへと追いつめた。ガウリイが呪文つきの光の剣で、『レゾ』と戦っている隙に、リナは『レゾ』 に肉迫。全身全霊の力を込めて、手にしたブレス・ブレードを『レゾ』の身体に突き立てた。その期を 逃さず、シルフィールがフラグーンへ「治療(リカバリィ)」をかける。活性化したフラグーンが、 ブレス・ブレードと共鳴して、『レゾ』とザナッファーから瘴気を奪う。瘴気を奪われた『レゾ』は、剣に 身体を貫かれたまま、絶命した。
 事件が終わって人心地。サイラーグの町も復興が始まり、リナたちはこれからのことを話し合う。その 時、セイルーンからフィルさん宛に使者がやってきた。セイルーンで一大事が起こったらしい。フィルさん はリナの手を引っ張り、仲間たちはそれに続き、そしてまた旅は始まる。



ここがポイント

 今回のポイントは、原作小説ではどうしても読者の想像力に頼らざるを得ない戦闘シーン。アニメの 醍醐味ってやつですよねえ(感慨深げ)。スピードと迫力。アクション映画さながらの戦闘シーン。今の アニメじゃ、こんなにハデなの、もうやらせてもらえませんからねえ(寂)レゾコピーも言ってましたが、 リナが一緒に戦うか戦わないかで、みんなの戦闘力というか、士気が違うのですよね。動きが、第三者が 見てもわかるくらい、自由度が上がってる。これがリナのリーダー性。考えてみれば、シルフィール以外は みんな、リナに惹かれて集まってきたようなもんですもんねー。
 アニメのオリジナルポイントもういっこ。レゾコピーが、とどめを刺されることを悟り、「わたしはもう レゾを超えたでしょう!? ねえ、そうでしょう!?」と必死に答えを求めるシーン。前にも書きました けど、レゾコピーはやっぱり精神が子供なわけで。だから、自分で開き直るということが、まだ できなかったのかもしれないです。なんか、すごく同情してしまう表情だったよなあ……。リナたちは、 決して情に流されず、きっちりトドメをさしたけど、リナ、ちょっと辛そうだったよなあ。(ここでトドメ をささなかったら、サイラーグの人々は浮かばれないような気もするけど)。
 今回は、絵がキレイなため、絵のみの見所はたくさんあります。光の剣をもらえるのかと目が潤んだ (?)リナ。殴られたアメリアを受け止めた後の、やけに男っぽい顔のガウリイ。事件が終わった後、 原始人のよーに肉を貪るゼル(笑)でも、他にもたくさんあるから、この回ばかりはぜひ、アンチアニメ派 も見てほしい。そう! トドメをさした後、レゾコピーを気の毒そうに見るリナちゃんもそそるのデス よ!!(馬鹿)この回は、原作つきの回の中では、最も見応えのある回だと個人的には思います。これだけ でも、アニメになった甲斐は十分あるって感じ。
 そして、最後。「続いてくんないと暴れちゃうぞー!」。ビデオやDVDだと聞き流してしまうセリフの よーな気もするんですが、テレビ放映の時は、この時点でラジオドラマの放送は決まっていたけどNEXTの 放送はまだ決まってなかったらしいです。これをホントにしてしまうんだから、リナ=インバースの脅し (笑)は次元を越えて影響力を持っているのか(笑)いやでもほんとに、続いて良かったデスよ♪♪