ストーリー
アトラス・シティに着いた四人。だが、着いた早々ケンカが始まってしまう。その理由は、2つある
名物料理のどちらを食べるか。リナとガウリイはニョヘロンの焼き肉を、アメリアとゼルガディスは
ニャラニャラの鍋を食べるため、結局二手に分かれて食事をとることとなった。
焼き肉を食べているリナ達のところへ、アトラス・シティ魔道士協会理事の、タリムの用心棒が
やって来る。今度、理事長を決める選挙があるのだが、対抗馬のデイミアが傭兵を雇い、自分を選挙から
脱落させようとしているという。自衛のため、デイミアの用心棒を痛めつけてくれ、という依頼に、破格
の報酬料で引き受けるリナ達。
一方、鍋をつついているアメリア達のところへは、同理事のデイミアの用心棒がやって来た。タリムが
言ったことと全く同じ説明で、同じ依頼をするデイミアに、アメリア達も破格の報酬で引き受ける。
お互いにすれ違い、それぞれタリムとデイミアの用心棒(彼らをスカウトした奴ら)を倒すが、当然
まだ向こうには凄腕の用心棒がいると言われ、仕事は続行。嫌がらせのようなことをして、お互いにやり
合うが、それでは全く話が進展しない。いっそのこと白黒ハッキリさせようと、「タリムの用心棒」と
「デイミアの用心棒」は決闘をすることに。
そして、いざ決闘の場に出てみると、その相手がリナ&ガウリイであり、アメリア&ゼルガディスで
あることに驚く四人。仲間とはいえ報酬は別、いざ戦わんとした時、街中に魔獣が現れる。決闘は後回し
で、魔獣退治を始めるが、後から後から吹き出る魔獣は数を減らす気配がない。根元をなんとかする
べく、リナとアメリアが上空から調べると、魔獣はタリムの家とデイミアの家から沸き出していた。
大元の魔獣を吹き飛ばし、街の魔獣を一掃すると、タリムとデイミアは魔獣召喚の容疑者として、
魔道士協会に連行される。だが、二人同時に同じ魔獣を呼び出すという不自然さに、真犯人がいるのでは
ないかと疑うリナ達。
そして、一連の騒動を見届けた、怪しげな影が一つ、魔道士協会の尖塔から姿を消したのだった……。
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