いにしえの契約!不死を求める者! (アニメNEXT第4話)



ストーリー

 魔獣召喚の事件の話を聞きに、リナ達は拘留中のタリムとデイミアを訪れる。しかし、二人とも全く 心当たりがない。必死で言い訳をするタリムとデイミアだったが、ふと、タリムが前アトラス・シティ 魔道士協会理事長の、ハルシフォムを思い出した。ハルシフォムはある時から、急にワンマンで傲慢に なり、しかも不死の研究にのめりこんでしまったという。ハルシフォムが理事長をしていた時期に、 街では行方不明者が続出、それはハルシフォムが人体実験をしていたからだ、というウワサが流れた ため、魔道士協会では彼を追放したのだった。
 魔獣召喚の容疑者はわかった。けれど、これから先もこの件に関わるべきか?乗り気ではないリナに、 ゼルガディスは、もしここで降りればタダ働きと、ぽつりと告げる。そんなのは、リナの中に流れる 商売人の血が許さない。
 翌日、四人はハルシフォムの館へやって来た。魔獣騒ぎのただ中にありながら、全く被害を受けて いないのがここだったのだ。中に入ると、そこにはなんと、半分石化したタリムとデイミアが。そこに 出てきた、白い服を着た男。それがハルシフォムだった。
 ハルシフォムは、自分の計画を邪魔するリナ達を、排除すると同時に生体エネルギーの供給源として 使いたいと言う。もちろんそんなのは願い下げだ。戦闘に入り、魔法攻撃をしかけるリナ達だが、 ハルシフォムはやたらタフで、どんな呪文も効かない。魔獣を呼び出すだけあって、少しはやる、と 憎まれ口をたたくリナに、ハルシフォムは魔族セイグラムを紹介した。不死の研究をしていた、タフな 魔道士と、魔族。彼らは、不死の契約を交わしていたのだ。
 不死の契約をかわすと、仮初めの不死を得られる。死なないハルシフォム相手に、手段はないかと 思われたが、リナの機転でハルシフォムを氷の中に閉じ込めることに成功。そこへ現れたのは、なんと あのクレアバイブルを燃やしたゼロス。ゼロスの姿を見ると同時に、セイグラムは姿を消してしまった。 訝しむリナだが、まずはゼロスの言うとおり契約の石を壊し、ハルシフォムの不死の契約を取り消させる のが先。四人は契約の石を探し、ハルシフォムを倒す決意を固めるのだった。



ここがポイント

 最初のナレーションを聞いて、まず思ったこと。なんでリナは、クレアバイブルが水竜王の思念だー って知ってるんデスか?たぶん、人間には知られていない、マニアック情報だと思うのですが。原作の リナは、知らなげだったし。
 留置所のシーンで、タリムとデイミア、コントロールいいですねー。留置所の鉄格子をうまくすり 抜けて、モノ投げてるし。転職先は野球のピッチャーをすすめる。あと、ガウリイの「節の研究」。 それほど新鮮なギャグではないのですが、同じ回に二度も使ったから、やたら印象深いです。
 リナ関係では、懐にアメリアのセイルーン王家印籠をしまうリナ。とてもしたたかです(笑)それから リナって、「商売人の血」をよく連呼してるけど、彼女の両親って元傭兵と元魔道士なんですよね。 それがゼフィーリアに落ち着いて、商売してるだけ、っていう。あーでも、リナだって「商売人の血」 って言ってるけど魔道士なんだから、もしや両親も……?(そんな話は聞きませんけど)
 ガウリナセットでは、ハルシフォムの攻撃を避けて部屋に飛び込み、横移動するリナとガウリイ。 大小で動きがおんなじ、っていうのは、どこかかわいーです♪つか、ガウリイがあの、よじよじした動き をするのが面白いのか?あとは、ガウリイのボケボケ脳みそに呆れるリナ。思いっきりズッこけるの でも、ツッコミ攻撃するのでもなく、「体中の力が抜けたような」ってリアクションは、ちょっと珍しい かも。コケた後、力が抜けるってのは多いですが。リナのリアクションにしては、ちょっと大人しめで、 だから逆に見所ポイントかもです。もひとつ、契約を解除しろ、と、ハルシフォムの前に、リナを 押し出すガウリイ。それは「そーゆー(男色)シュミ得意だったわよね」とハルシフォムの前に、リナの 手で押し出された仕返しですか(笑)
 ハルシフォムにボケたアメリアへ下された、ゼルガディスのゲンコツ。痛そう。石ですしねー。まあ アメリアだから、タンコブくらいですんでるんでしょーが。ある意味、リナとガウリイみたいな名コンビ ?