ストーリー
ハルシフォムを倒すには、契約の石を壊すしかない。しかし、契約の石の形もわからなければ、場所の
見当もつかない。あちこち探しているうちに、リナ達は屋根裏の大きな部屋にたどりつく。うっとうしい
から、とリナがそこら中にある石像を壊すと、侵入者撃退用のワナが作動。そこへ、氷から解放された
ハルシフォムがやって来た。
とりあえず逃げようと、リナが足下に穴を掘るが、そこは当然下の部屋。さらに部屋の床を突き破り、
4人は一気に地下まで落ちてしまった。地下水路のような部屋には、大きなナメクジがいて、ナメクジ
嫌いのリナは大パニックを起こす。思わずガウリイに抱きつき、泣いていると、突然リナとガウリイの
姿はその場から消え去った。
空間を渡り、連れてこられた先には、魔族セイグラムが。彼らを招待したのは、セイグラムだった。
リナに、「魔族の仲間になれ」という。不死なんかに興味はない、とリナは断り、その場から脱出。
アメリア達と合流し、契約の石を探すべく屋敷内を駆けていると、ひとつの大きな部屋に出た。そこでは
大勢の人々が生体エネルギーを奪いとられていた。部屋の中央には、一人の女性が横たえられている。
それは、契約の石を探している時にリナが見た、肖像画に描かれている女性だった。
ハルシフォムは、事故で失った最愛の女性・ルビアを取り戻すために、不死の契約を結んだのだ。
捕らえられていたアメリアとゼルガディスが、生体エネルギーを奪われ始める。2人を返してもらうと
リナ達は攻撃をしかけるが、ハルシフォムは強かった。やはり契約の石を壊さないと勝ち目はない。その
時、リナの目に、セイグラムをかばうハルシフォムの姿が映る。ハルシフォムやセイグラムの言葉と
合わせて考え、リナはガウリイに、セイグラムの仮面を破壊させた。セイグラムの仮面が、契約の石
だったのだ。
契約の石を壊されたハルシフォムは、干からびるように力を失う。それでもルビアのところへ這って
ゆくと、生体エネルギーを入れられたルビアの目がさめた。だが、彼女はただ動いているだけの、単なる
操り人形でしかなかった。涙を流し、殺してくれと伝えるルビア。ハルシフォムは、彼女を抱きしめ、
大きな呪文で自分とルビアをこの世から消し去る。
結局、タリムとデイミアも生きて帰れはしたのだが、石化はとけないまま。報酬はもらえず、4人は
アトラス・シティを後にするのだった。
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