ストーリー
魔術が使えなくなってしまったリナ。なんとかして元に戻るため、高名なルーン山の魔法医ルナンを
訪ねることに。ところが、途中の道程で、なぜかマルチナがゼロスと一緒にゾアメルグスターのおまもり
を売っていた。なんでも、ゼロスが2、3日前に、マルチナを盗賊から助けたのがきっかけで知り合った
という。リナと一緒に行く、というゼロスと、ゼロスにくっついて行く、というマルチナ。いきなり
メンツが増えてしまった。
途中、ゼロスが旅のものを買うため場をはずすと、マルチナはここぞとばかりに、魔術が使えないリナ
へ復讐を果たそうとする。時間をかけてなんとか呪いを完成させたが、彼女の呼び寄せた雷は無差別攻撃
を始め、リナもマルチナも周りのものも区別なく落雷してゆく。リナは魔術が使えない不便さを再確認
するのだった。
やっと魔法医の家に到着するも、なんと魔法医とは、10歳ぐらいの女の子・キラだった。去年祖父が
亡くなり、ルナンの名を継いだのだという。薬の調合は間違っていないようなのだが、危なっかしい
手つきに、リナは不安を隠せない。一方マルチナは、同じくキラの調合をあてにはしていなかったが、
もしもリナの魔術が回復したら復讐のチャンスは減ってしまう。そこでこっそり毒薬を入れると、薬は
いきなり大爆発。薬は家ごとふっとんでしまった。
しかも、それで魔族にリナの居場所が知られてしまう。しかしここには魔族の狙いであるフィルさんは
いない。リナがそう指摘すると、魔族の狙いはなんとリナ自身であるという。困惑するリナ。魔術の使え
ない状態では、リナに勝ち目はない。苦戦するリナの前に、ゼロスが手を貸しに現れる。術を唱えると、
ゼロスの持つタリスマンが光り輝き、暴爆呪(ブラスト・ボム)の呪文が炸裂した。その炎の中、ゼロス
が錫杖で魔族を撃つと、魔族は滅びてしまう。
戦いが終わると、リナはゼロスのタリスマンが魔力増幅に使われるものだと見破って、タリスマンを
売ってほしいと交渉を迫る。商売人の娘であるリナに、ゼロスが商売の交渉で勝てるわけがない。最初は
しぶっていたゼロスだったが、リナの交渉ワザに負けて結局売り渡すことに。その時、マルチナがずっと
かぶっていた釜の中に、なにかの本があることに気づいた。取り出してみると、それはなんと、
クレアバイブルの写本であった。
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