迫り来る闇の声!切り裂けラグナ・ブレード! (アニメNEXT第11話)



ストーリー

 異界黙示録(クレアバイブル)の写本を見つけたリナ。喜び勇んで本を開いてみると、驚いたことに、 そこに書かれていたのは重破斬(ギガ・スレイブ)と同じぐらいの威力の、攻撃魔法の奥義だった。 リナは時間も忘れて、夢中になって読みふける。これを読めば、ずっと試していた呪文が完成するかも しれないのだ。
 一方、セイルーンではフィルさんを六芒星の結界に入れて、護衛していた。緊迫しつつも、長時間に なるにつれて退屈の空気が流れる中、マゼンダが現れる。この結界の中では何もできない、とタカを くくるゼルガディスだったが、マゼンダはあっさりフィルさんと、ガウリイたち3人を、異空間へ引き ずりこむ。しかもゼルガディスが、先日リナがやったのと同じ方法で結界を破ろうとするが、結界は破れ なかった。ここから出るには、マゼンダを倒すしかない。
 リナの方はといえば、これで呪文が完成するとはやる心をおさえきれずに読み進めていたが、なんと 最後のページは、キラの落書きによって読めなくなっていた。これでは呪文は不完全。ぶつけようのない 怒りにイライラしていると、横からマルチナが写本を奪う。それを見たゼロスの目が光ると、写本は炎を あげて燃え尽きた。その時、彼らはセイルーン方向からのろしが上がっているのを発見する。異常事態が あったら上げてくれ、と頼んでいたのろしだった。
 フィルさんの身に何かあった、と察したリナは、一目散にセイルーンへ。途中、少しだけ魔力が戻って いることに気づく。だが、まだ完全ではない。
 セイルーンに到着したリナは、ガウリイたちが連れ去られた場所にある女神像が、結界を強化している ことに気づく。しかし、いくら魔力増幅のタリスマンを使っても、女神像は壊れない。リナは不完全 ながらも、先ほどクレアバイブルで読んだ知識を使い、金色の魔王(ロード・オブ・ナイトメア)の力を 借りた呪文・神滅斬(ラグナ・ブレード)を発動。うまくコントロールできなかったが、それでも結界は 破られた。
 全員が元の場所に戻ってくると、マゼンダは不敵な笑みを残して去る。ホッと一息ついたのも束の間、 突然フィルさんがカンヅェルにさらわれてしまった。フィルさんを殺さず、人質にとるという魔族の 不自然な行動から、リナは魔族の本当の狙いが自分なのだという確信を持つのだった。



ここがポイント

 クレアバイブルの写本読んでるシーンで、リナは最後のページが完全に読めないって言ってたけど、 あれ見ると半分ぐらいは読めそうデスよ?あと、セイルーンに帰ってきた時、濡れネズミなのはともかく ヌンサ(つか魚人)まで手にしてるのわ……?いや、水に漬かってましたってのはよくわかるんだけど さ。一気にギャグ色追加。
 マゼンダと戦ってる時、ガウリイの言っていた「持ちこたえてやるぜ、リナが戻ってくるまではな!」 「オレたちがこのくらいで根を上げちゃ、リナに合わせる顔ないからな!」等のセリフはやはり、「リナ ならなんとかしてくれる」という表れなんでしょう。ちょっとリナを頼りすぎ、って見方もできます けど、リナさえいればみんな頑張れる、みたいなのがどこかにあったのかも。実際、アニメでは「リナが いる戦闘といない戦闘では、ガウリイたちの攻撃力が格段に違う」という設定をしてるみたいで、 コピーレゾ戦やカンヅェル&マゼンダ戦in空中庭園などが顕著です。
 ゼロス、リナの川下り用の丸太の切り出しを手伝ったんでしょうが、その時に息をきらしてる(演技 だけど)ってことは、それにこの時点ではっきり正体バラしてないってことは、ゼロス肉体労働で 手伝ったんでしょーか。その気になれば錫杖ひと振りなのに。……はっっ!?もしかしてこれが、原作 15巻でリナが見損ねた、大工さんゼロスっっっ!!!?
 あと、ツッコミ。マルチナがゼロスに、「金目のものに目の色変える、がめつい女(リナ)はお嫌い ですよね」なんて言ってますが、ゾアメルグスターグッズを売りさばいてカネをためてるあなたは、カネ に目の色変えるがめつい女ぢゃないんでしょーか。それから、結界強化に使ってた女神像ですが、シーン によって持ってる杖の上の部分が、五芒星だったり逆五芒星だったりしてます。……あの、セイルーン 王宮の中の女神像に、逆五芒星のマーク持たせるのはヤバいんじゃ……?