うわさの彼女はゼルガディス? (アニメNEXT第17話)



ストーリー

 フェミール王国。国民を有能な巫女とするため、男子禁制の国。その国に異界黙示録 (クレアバイブル)があるかもしれない、という情報の元、リナ達は男性陣を女装させて、フェミール 王国にもぐりこむ。女装の準備が終わり、いざ王国の都へ行こうとした時、一人の少女が襲われている 場面に出くわした。少女の持っているブローチには、フェミール王室の紋章がついていた。
 少女の正体は、フェミール王国王女・ミワン。母親である女王の話によると、家出していた最中だと 言う。女王への謁見を終えた後、ゼルガディスは中庭で物思いに沈むミワンを見つけた。ミワンは、母親 に決められた運命通り、偽りの心をかかえたまま巫女になるのがイヤで家出したらしい。ゼルガディス は、運命なんて自分で変えられるという言葉を残して去る。
 街中に出て、情報を集めるリナ達。それらしい情報はただひとつ、清めの泉という存在だった。 なんでも巫女になる女性が泉にある御神体に触れると、身も心も清められ、巫女になれるという。 ゼルガディスを抜かす一同が合流して、食事をしていたところへ、魔族エヴィアが現れた。簡単に倒す ことはできたが、他にも魔族がいないとは限らない。リナ達は、ゼルガディスに気を止めつつも清めの泉 へ急ぐ。
 一方、ゼルガディスは街中で聞き込みの途中、どこかへ急ぐミワンを見つけていた。その様子に何かを 感じ、ミワンを追いかける。ミワンは清めの泉の御神体を壊し、巫女にならずにすまそうとしていた。 ゼルガディスはミワンに追いつき、それでは運命を変えたことにはならないと説得。その時、倒したはず の魔族エヴィアが現れる。水を使って攻撃するエヴィアに、苦戦するゼルガディス。ミワン共々捕らえ られてしまう。
 そこへリナ達がようやく到着。エヴィアに攻撃しようとするが、ゼルガディスとミワンを人質に取られ て手が出ない。ゼルガディスは自力でエヴィアを攻撃、反撃しようとするリナを抑えてエヴィアを倒す。 これで一安心、と思ったのも束の間、女王が兵を引き連れ、リナ達を取り囲む。戦いの最中、ガウリイと ゼルガディスの女装は、すっかり解かれていた。それを制したのはミワンだった。今こそ偽りの生活を 捨てる、と泉の御神体に近づき、自らが偽っていることを告白する。
 驚いたことに、なんとミワンは男。女王が男の身に生まれた自分を不憫に思い、女として育てたのだと 言う。これでめでたしめでたし、なのか……?とリナ達が首をかしげていると、女王の兵たちが次々と 告白しはじめる。兵たちも、その多くが、女装した男性だったらしい……。フェミール王国の真実が、 ひとつ明らかになったのだった。



ここがポイント

 潜入準備のため、女装の手伝いをする女性陣。妙に楽しそうでしたねー(笑)前回の、無印の女装の ときも、ララァさんがらみの話にムジャキにはしゃいでいましたが……。ガウリイが女装を嫌がるのは、 あの時の思い出がよみがえってくるからかもしれませんね(笑)
 今回は、ミワンとゼルガディスの話。ゼルガディス、浮気疑惑(爆笑)なんでもスタッフの記述による と、「ゼルがミワンに優しくしたり、ドキドキしたりするのは、アメリアに似てるからなんですよ。同じ 王女だし」との話でしたが、宮田奈保美さんの絵であればリナだってアメリアに似て(殴!)……いや、 プロの漫画家や原画家でも、女性の顔がみんな同じって、当たり前にある現象なんですけどね。ゼル関連 でもひとつ。ゼルがメギド・フレアを使った時、服が燃えてましたけど……メギド・フレアは浄化の炎。 物質を燃やす働きはないハズなんデスよ??まー、魔族にも効いて、実際の物質も燃やす働きがあるのは 黒魔法のみだけど、ンなの自分にかけたら、服だけじゃすまないからなあ。展開的には仕方ないけど。
 結局、フェミール王国は半分くらい男みたいな感じでしたが、あのガウリイにバラ差し出してきた、 宝塚歌劇団男役みたいなヒトは、ホントに女性?(笑)いや、案外あーゆーのがちゃんとした女性かも。 ホントに男だったら、バレるのこわくて、そこまでできないかもしんないしなー。それにしても、男性陣 ばかりフェミール王国地元の女性にモテてたのは、面白かったですね(笑)
 ゼロスが、かすかに魔族っぽい伏線張ってます。最初に飛び出したリナ達より早く外にいたり、魔族を ほめたり。あと、ガウリイが戦闘シーンで、やけにハイテンションでしたが……あれは、前回女装して キレた名残なのか??