ストーリー
ガウリイがフィブリゾにさらわれた。リナはその不安から、ガウリイの夢を見た。そしてガウリイの
存在の大きさを知り、涙を流す。
仲間の前では気丈にふるまうリナだが、やはりショックは隠しきれない。その席で、リナはサイラーグ
へガウリイを助けに行くこと、ただし自分一人で行くつもりだということを皆に告げる。しかし、仲間
たちは了承しない。足手まといにならないようついてゆく、と。そしてゼルガディスはリナに、
フィブリゾの狙いを聞くが、アメリアがそれを止める。悪いことだと知ったら自分はリナを止めなければ
ならなくなるかもしれない、と。ただ、ガウリイを助けるためだけに、勝てないかもしれない戦いへと
同行してくれる仲間の存在を、リナは嬉しく思うのだった。
傷ついた乙女ゴコロを、道中の盗賊いぢめで癒していたリナ(と他3人)は、その帰り道で白旗をふる
盗賊の残党を見つける。リナは容赦なく呪文をたたきこむが、なんとそれはシルフィールだった。すぐに
ガウリイの不在に気づいたシルフィールに、リナが素直にわけを答えると、シルフィールは卒倒。その
後、起きたシルフィールに事情を説明すると、シルフィールも同行すると言い出した。彼女は、旅人から
サイラーグの神聖樹フラグーンがなくなっているということ、コピーレゾとの戦いで滅びたはずの町が
復活しているということを聞き、サイラーグへ向かう途中だったのだ。
人数が増え、サイラーグへの道を急ぐ途中、リナたちは突然の襲撃にあう。フィブリゾの声が響き、
アメリアの指さした先にはガウリイの光の剣を持った魔剣士がいた。ガウリイ奪還の第一歩、と魔剣士に
戦いを挑むリナたち。だが魔剣士は強く、さらには光の剣を完全に使いこなしている。しかも光の剣で
魔法を吸収する、という、リナの考え出したはずの技まで使ってくるのだ。
リナたちにうつ手がなくなりかけた時、リナにとどめをさそうとした魔剣士は突然頭をおさえて苦しみ
だす。ちょうどそこで、リナを横飛びに助けた男がいた。それは驚いたことにザングルス。ガウリイは
いないが、光の剣を持った凄腕の魔剣士がいるというリナの言葉に、ザングルスは魔剣士と刃を交えた。
その太刀筋に、ザングルスは何かを感じ取る。そしてリナは、ザングルスと戦って動きの止まった魔剣士
に、神滅斬(ラグナ・ブレード)を使った。ラグナ・ブレードの余波で、魔剣士の仮面が割れ落ちると、
全員が同時に息をのむ。魔剣士の正体は、さらわれていたガウリイだった。
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