ストーリー
とても平和な港町。フィリアは「ご神託に従うため、一刻も早く火竜王の神殿へ」と急かすが、他の
一行はどうしても、世界に危機が迫っている、とは信じ切れない。まして、いつどこで何が起きる、と
わかっているわけでもないのだからなおさらだ。
そんなわけで、叫ぶフィリアを後目に、リナとガウリイは名物料理さがし、ゼルガディスは寺院
めぐり、アメリアは全国高いところめぐりに繰り出してしまった。その最中、アメリアは高い場所から
レビテーションで降り、おばあさんのケガをリカバリィで治してあげたため天使と呼ばれ、ゼルガディス
は開かずの寺院を片っ端からダム・ブラスで破壊して侵入していたため悪魔と呼ばれてしまう。
リナたちが、食べ物抱えて町を歩いていると、「天使と悪魔の決闘が始まる」という。行ってみると、
広場ではアメリアとゼルガディスが、気まずげに対峙していた。そこへ、怒り心頭のフィリアが、
モーニングスターの一撃をたたきこむ。ゼルガディスはあえなく吹っ飛んだ。
フィリアの話では、外の世界ではリナたちの使う魔術は、ほとんど知られておらず、魔術の発達が
ないのだという。せいぜい魔道士でも、ライティング程度しか使えないとか。目立つのを嫌った
ゼルガディスの意見で、早々に町を立ち去ることに。
一方、グラボスとジラスは、砂族の集落を襲っていた。ここにある聖剣が、彼らの求めるものかも
しれない、という期待を込めて。なんでもその聖剣は、この村の守り神であるという。ますます期待が
高まる2人。
町を出立しようとしていた一行だが、フィリアが近くにある妙な気配に反応した。そしてその時、リナ
はゼロスの姿を目にする。しかしゼロスは、すぐに消えてしまった。彼らがそのまま、町の外の砂漠に
出ると、そこに突然攻撃呪文が降ってくる。現れたのは、1人の魔族。ヴァルガーブと名乗った魔族は、
滅ぼされた魔竜王ガーヴの無念を晴らすためと、いきなりリナ達を攻撃しはじめた!
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