流言飛語?炎を吐かなきゃ煙は立たぬ? (アニメTRY第5話)



ストーリー

 魔族と、神に仕える竜族の巫女。ゆえに、仲の悪いゼロスとフィリア。どちらの道をゆくかで、今日も ケンカになってしまう。
 フィリアが強引に決めた先の街で、リナ達は食事をとることに。すると、食事中の口ゲンカに負けた ショックで、フィリアは食堂を飛び出してしまう。食事を続けようとするリナ達だったが、外の世界で 通用する金を持っているのがフィリアのみ、という事実に気づくと、『傷心の』フィリアを『慰める』 べく後を追う。「食い逃げだー!」という食堂の主人の声を残して……。
 一方のフィリアは雨の中、街の中心の広場にいた。ゼロスの態度に、もう一度ふつふつ怒りが こみ上げてくる。そのうち、いきなり街の人たちが、彼女を取り囲んだ。なんとこの街は、ドラゴン禁制 の街だという。フィリアの言うことを聞こうともしない街の人たちに、実力で黙らせようとするが、ふと ゼロスの「口でかなわないから実力行使ですか?」という言葉を思い出して、おとなしくなる。そんな 彼女の前に、グラボスとジラスが現れた。フィリアを竜だと密告したのは、彼らだったのだ。
 その日のうちに、フィリアは裁判にかけられる。竜と認定された彼女に、人々の怨嗟の声がかかる。 そこへ、リナ達がフィリアを連れ戻しに来た。だが、ドラゴン禁制の街では、人々は皆フィリアの敵で あり、また魔術を使うリナ達を恐怖の目で見ながら、彼女たちを取り囲む。その状況を打開すべく、 ゼロスは思うぞんぶんフィリアをこきおろし、フィリアをキレさせる。竜形態で、フィリアは大暴れ。 街は思いっきり壊滅状態。
 どさくさまぎれで逃げ出したリナ達は、ゼロスの持ってきたガイドブックで、ドラドラのびっくり鍋の 正体を知る。ガイドブックを持ってたということは、街がドラゴン禁制ということを知っていたのでは?  というゼルガディスの問いに、ゼロスは笑いながら、「その方が面白そうでしたから」。その一言に、 フィリアは再び竜形態でキレまくるのだった。



ここがポイント

 今回は、フィリアが主体の話。なので、見所もフィリアのものが多いです。特に、ゼロスのことを グチるシーン。「陰険で、エゴイストで、要領ばかり良くて、人をネチネチいじめるのが趣味みたいな ヤツで…」実に的確な表現です、フィリアさん。
 ドラじゃらしって、なんか魔女狩りみたいな感じしますね。あれでくすぐられたら、ドラゴンじゃ なくてもくしゃみすると思うけど。昔、魔女裁判で「重石をつけて水に沈め、浮かんできたら魔女、 沈んだままなら人間」あのー、人間だったら、それ死ぬと思うんですけど、ってヤツ。あれでホントに、 昔の英雄はドラゴンを判定したのかなあ。
 あと、やっぱりスレイヤーズならば気になるのが、ドラドラのびっくり鍋。あのガウリイですら、口元 おさえる料理……想像したくないけど、怖いもの見たさでちょっと見てみたい。食欲失せるかもしんない けど、やっぱり一度見てみたいですよねえ(笑)