ストーリー
突然火竜王の神殿の大聖堂に現れた謎の人物。それは異界から来る者、アルメイスと名乗った。
アルメイスの目的は、光の剣である『烈光の剣(ゴルンノヴァ)』を手に入れ、ダークスターを降ろすことだと言う。この地の安定のみを望む黄金竜(ゴールド・ドラゴン)の最長老は、光の剣を渡すからこの
世界から出て行き、この世界以外の場所へダークスターを降ろせと言い放った。この世界のためなら、他の
世界がどうなってもいいという考え方に同意などできないリナたちの反発を聞き入れず、最長老は呪文で
リナたちの自由を奪い、ガウリイから光の剣を持ち出した。
最長老がアルメイスに光の剣を渡そうとしたとき、その場にヴァルガーヴが乗り込んできた。自分に何も
言わず、勝手に動くアルメイスに裏切られたと憤り、攻撃をしかけるヴァルガーヴ。余波を受けて、最長老
は吹き飛ばされる。その隙にフィリアがリナたちにかけられた術を解き、リナは光の剣を取り返した。
神殿の外に出て、アルメイスは再び、ダークスターをこの地に降ろさないから光の剣を渡せと取り引きを
迫る。しかし、リナたちにそんな気持ちは微塵もなかった。自分が助かるために他人がどうなってもいい、
という考え方などできない。リナたちは、あくまで彼らに対抗する。そして、本来ならば最長老の側である
はずのフィリアも、リナたちの考え方に賛同した。
その瞬間、突然現れるもうひとつの影。それはなんと、姿を消していたゼロスだった。『竜を滅する者
(ドラゴン・スレイヤー)』ゼロスの姿を見て、動きを止める竜族。ゼロスはヴァルガーブに向かって
ゆき、リナたちはアルメイスと闘いを始めた。
アルメイスには、やはりなぜか呪文が通じない。光の剣は、以前ラグド・メゼギスと刃を合わせた時、
異常な現象を発したので、リナが使用不可を出してしまった。リナは、神滅斬(ラグナ・ブレード)で
アルメイスを斬りつける。すべての世界の母、『金色の魔王(ロード・オブ・ナイトメア)』の力は
アルメイスでも防ぎきれず、アルメイスは傷つき膝をついた。
アルメイスの敗色が濃厚なのを見てとり、ヴァルガーヴは自分の中に隠していた、
エンシェント・ドラゴンの力を解放する。彼はエンシェント・ドラゴンとして生まれつきながらも、竜族の
頂点から追い落とされるのを恐れた黄金竜たちによって、滅ぼされた一族の生き残りで、瀕死のところを
ガーヴに拾われ、配下になったのだという。あまりにも衝撃的な話に絶句するフィリア。力を得た
ヴァルガーヴは、アルメイスに重傷を負わせ、ラグド・メゼギスを奪う。それでリナを殺そうとした時、
ドラゴンの力が暴走。攻撃どころではなくなったヴァルガーヴは姿を消す。
アルメイスたちは、やがてまた光の剣を狙って来るだろう。そのためには、こちらからも討って
出なければならない。リナたちは、ダークスターの5つの武器を捜すことを決意し、フィリアもまた、
真実を見極めるためにリナたちへの同行を決めるのだった。
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