ストーリー
光の剣をジラスに奪われてしまった。必死に追いかけるリナたちだが、ジラスの今回のワナは計算され
尽くしていて、なかなか追いつけない。山のふもとから、川をくだり、滝に落ち、それでもリナたちは
ひたすらジラスを追いかけ続けた。
滝壺から地底洞窟に入ったところで、ジラスが大詰めの勝負をしかけてくる。上から鍾乳石を落として、
リナたちを倒そうとするジラス。ひときわ大きな石が落ちてきたとき、フィリアが渾身の力を込めて、
彼らの何倍もある石を一撃で砕いた。しかし、フィリアはそれで暴走、レーザーブレスを吐き散らし、辺り
を火の海にしてしまう。そのどさくさにまぎれてジラスは逃亡。あまりのことに真っ白を通り越して
すっかり放心するリナとガウリイだったが、ゼルガディスの見つけた隠し通路を通り、再びジラスの後を
追う。
たどりついたそこは、遺跡のような建物。どうやらここが、ヴァルガーヴたちのアジトらしい。道が
入り組んでいるので、リナたちは3組に分かれてジラスを探すことにした。
ゼルガディスとアメリアが、途中から道に迷っていると、なんと突然隠し通路から、同じく道に迷って
いたジラスが現れる。アメリアの呪文で動きを封じ、光の剣を取り戻すことはできたが、ジラスは決して
諦めないと、不敵な笑みを浮かべるのだった。
また、リナとガウリイは、とある部屋で、傷を癒すアルメイスを見つける。リナたちが
その前を去ろうとすると、アルメイスは目を覚まし、リナたちに話しかけてきた。その内容は驚くべき
もので、アルメイスは確かにダークスターをこの地に召喚しようとしていたが、最終的な目標は、その
ダークスターを討つことだと言う。
一方、ヴァルガーヴはいまだ、自分の中のドラゴンの力に苦しめられていた。だがそんな彼の前に、
ゼロスが現れる。一人でジラスを捜索していたフィリアは、偶然その場面を隠れ見た。ゼロスが今回
ヴァルガーヴの前に現れた目的、それは彼を魔族の側に引き入れることだと――
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