第5話『華麗なる逆転』第2回法廷(その1) −横道−

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
綾里 春美…黄緑
御剣 怜侍…茶
狩魔 冥…水
糸鋸 圭介…黄土
ゴドー検事…薄橙
裁判長…緑
裁判官…黄
矢張 政志…紺
天龍斎 エリス…桃
毘忌尼…橙
葉桜院 あやめ…藤
美柳 ちなみ…紫
表セリフ集「華麗なる逆転」第2回法廷(その1)を見る (別ウィンドウで出ます)



(真宵の<<犯行>>)
あ: 『あの晩、奥の院へ行って‥‥
中庭で、見てしまいました。』(証言1)
『エリスさまが、手に持ったツエで
真宵さまに殴りかかったのです!』(証言2)
『真宵さま、おヨロめきになって‥‥
エリスさまは、トドメを刺そうと!』(証言3)
『真宵さまは、それを必死にかわして
武器を奪って‥‥!』(証言4)
『あれは、正当防衛でしたわ!
真宵さまにセキニンはありません!』(証言5)
『ジャマなツエは捨てて‥‥フトコロ
から、小刀を取り出したのです!』(証言6)

(「証言1」をゆさぶる)
成: ‥‥あやめさん。きのうと
証言が変わっているようですね。
『奥の院には行かなかった』
‥‥きのうは、そう言ってました!

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: ”きのう、何を言ったか‥‥?”
そんなコト、なんのイミもねえぜ。
まるほどう‥‥。アンタ、
その話をどこで聞いたんだい?
成: え。‥‥た、たしか‥‥
奥の院の、修験堂でしたけど。
ゴ: <<証言>>と呼べる発言は、
証言台でするもの、だぜ。
それ以外は、すべて”おしゃべり”
‥‥なんの価値もねえさ。
裁: ふむう‥‥
いかがですか、証人。
あ: 私‥‥どうしても、
言えなかったのです。
真宵さまは‥‥あなたの、
大切な方、なのですよね?
成:‥‥‥!
あ: その方の犯行を目撃した、なんて。
私の口からは、とても‥‥
裁: ‥‥わかるような気がします。
それでは、証言を
つづけていただきましょう。
あなたが、奥の院の中庭で
何を見たか‥‥?
あ: ‥‥はい。かしこまりました。

(「証言2」をゆさぶる)
成: 被害者が、真宵ちゃん‥‥
綾里 真宵を襲ったんですか!
あ: は‥‥はい。それは
恐ろしい光景でしたわ。
真宵さまは、アタマを強く
殴られて、倒れそうになりました。
成: ‥‥そのとき、あなたは何を?
あ:え‥‥‥
成: どうして、ふたりを
止めなかったんですか!
あ: も、申しわけありません。
成歩堂さま‥‥
私‥‥恐ろしくて、足が
すくんでしまって‥‥
声を上げることすら
できませんでしたの。
裁: ふむう‥‥ムリもないでしょうな。
成: (ダメだ‥‥
この証言だけは‥‥どうしても
信じることができない!)
裁: ‥‥それから、
どうなったのですかな?

(「証言3」をゆさぶる)

(「問題ない」を選択)
成: (‥‥あやめさんは、
ぼくの依頼人だ。
むやみにゆさぶらない
ほうが、いいだろう‥‥)
‥‥あやめさんの発言に、
問題はないと思われます。
ゴ: クッ‥‥!
一生、アマいコーヒー牛乳を
飲むがいいぜ、まるほどう‥‥
裁: それでは、証言を
つづけていただきましょう。
被害者の攻撃を受けた、
綾里 真宵さんは‥‥?

(「証言4」をゆさぶる)
成: ‥‥そ、それで‥‥?
あ: 真宵さまは‥‥エリスさまを
逆に追いつめました。そして‥‥
そのまま、手にした凶器で
お刺しになったのです!

(ざわめきが起こる)
裁: ま‥‥まちがい
ありませんか! ‥‥証人ッ!
あ: ええ‥‥。で、でも!
しかたがなかったと思います!
だって‥‥もし、真宵さまが
何もなさらなかったら‥‥
ゴ: ‥‥この解剖記録の名前は、
<<綾里 真宵>>だった‥‥、か。
裁: ふ‥‥ふむむむう‥‥
成: (マズいな‥‥
事件の真相は、ぼくにも
まだ、見当がつかないけど‥‥
この証言にムジュンがなければ、
真宵ちゃんが犯人にされちまう)
あ: でも‥‥私。
これだけは、言えます。

(「証言5」をゆさぶる)
成: ‥‥綾里 真宵が、
天流斎 エリスを刺した‥‥
あやめさん! 本当に
それを目撃したんですか?
あ: ‥‥はい‥‥

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: クドいぜ、まるほどう。
カップの中には、ドス黒くニガい
疑念がウズまいていやがる。
その闇を払うには‥‥
飲みほすしかねえのさ。
‥‥こんなふうにッ!
成: ‥‥‥‥あの。
どういうコト、ですか。
ゴ: アンタにできるのは、ただ1つ。
証拠を提示することだけ‥‥
早くしねえと‥‥
コイツがさめちまうだろうぜ!
成: (どういうことだ‥‥?
ゴドー検事が‥‥ムジュンが
暴かれるのを待っている‥‥?)
あ: ‥‥‥‥‥‥‥‥

(「証言6」をゆさぶる)
成: ツエを‥‥捨てた?
あ: エリスさまは、真宵さまの
命を奪おうとなさったのです。
だから‥‥凶器を
取り出したのだと思います。
裁: たしかに‥‥。ツエでは、致命傷を
与えるのはムズカシイでしょう。
成: あやめさん。もう一度
カクニンします。
被害者が、ツエを
自分から捨てたんですか?
あ: は‥‥はい。
そうですけど‥‥
裁: それが、どうかしましたかな?
‥‥弁護人。
成: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(やっぱり‥‥引っかかるな)
あ: エリスさまは、小刀で
真宵さまに襲いかかったのです。

(証言後の一言)
成: (この場で<<霊媒>>を持ち出すのは
できれば、避けたい‥‥
‥‥証拠として採用されるとは
考えられないし‥‥
裁判長の心証を
悪くする恐れがある。
‥‥まずは、この証言の
不自然な点を暴くとするか‥‥
あやめさんがなぜ、こんな
証言をしたかはわからないけど
ここには、とても不自然な点が
2つ‥‥かくれている!)



(成「天流斎 エリスが、綾里 真宵の
命を奪おうとするはずがない!」)

(間違った証拠品を選択)
裁: ‥‥‥ふむう‥‥‥
いかがですかな? ゴドー検事。
ゴ: ‥‥どうやら‥‥
不自然なのは、弁護士の
人差し指の角度、だったようだぜ。
成:え‥‥‥
ゴ: いっそ、その指‥‥
天に向けたらどうだい。
それなら‥‥
ダレもキズつかねえからな!
成: ぐううう‥‥‥ッ!
(エリス先生が、真宵ちゃんを
襲うはずがない‥‥
ふたりの関係を考えれば、
アキラカじゃないか‥‥!)
裁: ‥‥もう一度、考えなおして
いただきましょうかな。

(成「‥‥わかりました。弁護側は、
証拠を提示したいと思います。」に合流)