成歩堂 龍一…黒 | |
綾里 千尋…赤 | |
綾里 真宵…青 | |
綾里 春美…黄緑 | |
御剣 怜侍…茶 | |
狩魔 冥…水 | |
糸鋸 圭介…黄土 | |
ゴドー検事…薄橙 | |
裁判長…緑 | |
裁判官…黄 | |
矢張 政志…紺 | |
天龍斎 エリス…桃 | |
毘忌尼…橙 | |
葉桜院 あやめ…藤 | |
美柳 ちなみ…紫 |
成: |
それで、どうなんですか? 奥の院の捜査は‥‥ |
糸: |
わが国がほこる、最新の 科学捜査でがんばったッス! |
冥: |
科学捜査、ね‥‥。 それで、その結果は? |
糸: |
とりあえず、 科学的に異常なしッス! |
冥: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ それですむと ホンキで思ってるのかしら? |
糸: |
ううううう‥‥ パッと見た感じ、気になる ところが2点ほど、あったッス。 |
冥: | あの灯ろうと、雪のない地面ね。 |
糸: |
‥‥科学的に、ちょっと アヤシイ感じがするッス。 それで、鑑識課の連中に 調べてもらったッスが‥‥ その結果は‥‥ちょっと、 言いにくいモノになったッス。 |
成: |
(‥‥とりあえず、 ぼくも調べてみるか‥‥) |
成: |
あの‥‥真宵ちゃんのこと ですけど‥‥ |
糸: |
ああ‥‥。 ゴドー検事から聞いたッスか? |
成: | ‥‥ええ、まあ。 |
糸: |
警察とは別に、捜索隊が 動いているッスけど‥‥ おぼろ橋のこっち側は、 姿をかくせる場所がないッス。 ワレワレとしては、御剣検事の 到着を待つしかないッス。 |
成: | 御剣の‥‥‥ |
糸: |
被告人・あやめを護送して こちらへ向かっているッス。 |
冥: |
修験洞の<<錠>>を開けられるのは 彼女だけ。‥‥待つしかないわ。 |
糸: |
そういえば、御剣検事がアンタに 話したいコトがあるらしいッス。 |
成: |
‥‥御剣が、ぼくに? なんだろう‥‥ |
糸: |
あ。くれぐれも、いいニュースを キタイしちゃ、ダメッスよ。 御剣検事の声、死にたくなるほど 暗かったッスから。 |
成: | (やれやれ‥‥) |
成: |
こ、これ‥‥ いったい、なんですか! |
糸: | ううう‥‥見つけちゃったッスか。 |
成: |
”見つける”前に、 イヤでも目につきますよ! |
冥: |
‥‥<<マヨイ>>‥‥ そう書かれているわね。 |
糸: |
その文字は‥‥ご想像のとおり、 血で書かれているッス。 |
冥: |
そのあたりのコト‥‥ 詳しく聞かせなさい、ヒゲッ! |
糸: |
りょ‥‥ リョーカイッス! |
成: |
‥‥雪の中から、 <<お守り>>がのぞいている。 (ずいぶん古いものだ。 革のヒモがついているな‥‥) |
糸: |
どうやら、被害者のもの らしいッス。 |
冥: | 天流斎 エリスの‥‥? |
糸: |
被害者の死体のクビに、切断された 革のヒモが引っかかっていたッス。 その切り口が、その<<お守り>>の ヒモと、ピッタリ一致するッス。 |
成: |
(こいつは‥‥ トンでもないシロモノ かもしれないな‥‥) |
データを法廷記録にファイルした。 | |
成: |
この<<マヨイ>>という文字‥‥ 血、で書かれてるんですか? |
糸: |
‥‥そッス。しかも‥‥ 被害者の血、らしいッス。 |
成: |
なんですって! エリス先生の血‥‥ |
糸: |
精密検査は、まだッスが‥‥ おそらく、まちがいないッス。 |
冥: |
おもしろいわね‥‥ 成歩堂 龍一。 あなたにも、わかるわね? この文字が‥‥なぜ、 逆さまに書かれているか? |
成: | ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
糸: |
そ、それは自分も フシギに思っていたッス! 独自の調査をもとに、さっき! 自分なりのコタエを出したッス。 |
冥: | ‥‥そう。言ってごらんなさい。 |
糸: |
事件当夜‥‥ あの灯ろうは‥‥、きっと 逆さまに立っていたッス! |
冥: |
とにかく。この状況で 考えられることは、1つね。 この文字は‥‥自分の血で、 天流斎 エリス自身が書いたのよ。 |
成: |
う‥‥ウソだ! (そんなこと‥‥あり得ない!) |
糸: |
‥‥被害者の血で書かれた文字、 その他の遺留品から考えて‥‥ 天流斎 エリスの殺害現場は、 この、奥の院の中庭だった‥‥ 現在、ワレワレは そう考えているッス。 |
成: | えええええええッ! |
成: |
天流斎 エリス先生が‥‥ ここで殺害された‥‥? |
糸: |
そうとしか考えられない、と みんな言ってるッス。 |
成: |
‥‥じゃあ! ビキニさんが 葉桜院の境内で目撃した‥‥ あの<<犯行現場>>は どうなるんですか! |
糸: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ どうなるッスか? 狩魔検事。 ぎゃあああッ! |
冥: |
‥‥独自の調査をもとに、 好きなコタエを出しなさい。 |
成: |
‥‥でも! 遺留品だって、 灯ろうの血文字だって‥‥ 事件のあと、だれかが 細工したかもしれないでしょう! |
糸: | それは‥‥あり得ないッス。 |
成: | ど、どうしてですか! |
冥: |
‥‥忘れたの? 成歩堂 龍一。 事件当夜から、さっきまで‥‥ ここへ来ることは不可能だったの。 なぜなら‥‥ おぼろ橋は、なかったのだから! |
成: | ‥‥‥! |
糸: |
あの橋の修理には、 自分が立ち会ったッス。 警察より先に、ここへ来た者は いないッス。つまり‥‥ この中庭に、遺留品を持ちこむのは ゼッタイ不可能、というコトッス! |
成: |
うう‥‥ッ! (は‥‥反論できない‥‥) |
糸: |
やっぱり‥‥ 灯ろうの血文字を見つけたとき、 水洗いしておけばよかったッス‥‥ |
成: |
(もし、本当の殺人現場が ここだったのならば‥‥ ビキニさんの見た<<事件>>‥‥ カクニンしたほうがいい!) |
葉桜院 山門 | |
冥: |
どうやら‥‥ 待ち人が来たようね。 |
あ: | あ‥‥成歩堂さん! |
成: |
あやめさん! よく来てくれましたね! |
御: |
ゴドー検事が、緊急事態という ことで、警察を動かしたのだ。 |
冥: | また、ゴドー‥‥か。 |
成: |
と、とにかく急いでくれ! 修験洞の<<錠>>を‥‥ |
あ: |
‥‥ごめんなさい、成歩堂さん! 私のせいで、大切な方を‥‥ 検事さま。お話はあとに いたしましょう! |
御: |
‥‥うム。 では、私たちは奥の院に向かう。 ‥‥あとでまた会おう、成歩堂。 |
成: |
ちょっと待ってくれ、御剣! ぼくも行くに決まってるだろう! |
御: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ 申しわけないが‥‥ そういうワケにはいかない。 |
成: | え‥‥! |
御: |
‥‥言いにくいことだが‥‥ 綾里 真宵は、今。 微妙な立場に立たされている。 |
成: |
‥‥なんだ‥‥? ”微妙な立場”って‥‥ |
御: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ これからの活動は、<<救出>>で あると同時に<<捜査>>なのだ。 ‥‥一般人の立ち会いは、 許可できない。 |
成: | み、御剣‥‥ |
御: |
結果は、まっ先に知らせる。 ‥‥わかってくれ、成歩堂。 |
成: | でも! 真宵ちゃんは‥‥ |
あ: |
成歩堂さん! 真宵さまを助けるのが先です。 ‥‥ちがいますか? |
成: | う‥‥‥。 |
冥: |
その子の言うとおりよ。 ‥‥成歩堂 龍一。 |
御: |
これより、おぼろ橋より先への 立ち入りを禁止させてもらう。 それでは‥‥失礼する。 |
成: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ いてててッ! |
冥: |
立ち止まっているヒマはないわ、 成歩堂 龍一。 キサマにはまだ、 やるべきコトがあるはずよ! |
成: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ (そうだった、な) ‥‥ありがとう。 思い出させてくれて。 |
葉桜院 本堂 | |
毘: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
成: |
(ビキニさん、さっきより ちっぽけに見えるぞ) |
冥: |
”小さく”と言いなさい、 成歩堂 龍一。 ‥‥どうしたのかしら? ジューショクさま。 |
毘: |
あらあらあらあら、アンタたち。 元気? わは。わはははははは! はあああああああああああああああ |
成: | (また、落ちこんでるみたいだ) |
毘: |
さっき、あやめが来たのよぉ。 赤い王子さまをしたがえて。 |
成: | (‥‥御剣のことか?) |
毘: |
アイサツだけだ、って‥‥ 話はさせてくれなかったけど。 ‥‥オバサンのせいで、 こんなコトになっちまったのに。 あやめときたら‥‥オバサンの コシをシンパイしてくれて! オバサン、なんてコト しちまったんだろうねえ‥‥ |
冥: |
‥‥それは、しかたないわ、 ジューショクさま。 あなたは、見たことから逃げずに、 それを正直に証言してくれた。 我々は、そのコトバを決して ムダにはしない! |
毘: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ そう言ってくれるのは アナタだけよぉぉぉ‥‥ ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ そっちの青いニイちゃんは 言ってくれないんだねぇ‥‥ |
成: |
え。ぼくですか ‥‥いてててッ! |
冥: | ジロリ。 |
成: |
り‥‥リッパだったと思いますよ。 ビキニさんは。‥‥とっても! |
毘: |
そう言ってくれるのは‥‥ アナタたちだけよォォォォい! |
成: |
(なんか、<<言わされた感>>が ぬぐい去れないな) |
冥: | それでいいの。成歩堂 龍一。 |
成: |
(‥‥たしかに、正直に 証言するには勇気が必要だ。 ‥‥でも、ビキニさんは まだ、かくしているコトがある。 <<サイコ・ロック>>‥‥ 解除するときが来たかな) |
成: |
‥‥ビキニさん。ぼくにも そろそろ見えてきたんです。 天流斎 エリス先生が、 この葉桜院にとって‥‥ どういうイミをもつ人物か? ‥‥その<<正体>>について。 |
毘: |
ナニを言い出すのかしら この子は‥‥! え、エリス先生は、 エリス先生は‥‥絵本作家よ! |
成: |
じつを言えば‥‥ かなり早い時点から、 ある”予感”があったんです。 |
毘: | よ‥‥よかん‥‥? |
成: |
あとは、それをウラづける 証拠があればよかった‥‥。 彼女の<<正体>>を物語る、 決定的な証拠が! |
成: |
‥‥これは、エリス先生が 身につけていたものです。 |
毘: |
げええええええええええええッ! あなた、それは‥‥! |
成: |
‥‥ただの<<お守り>>には 見えません。 |
毘: |
じゃ‥‥‥じゃあ なんだって言うんだいッ! そ、そ、その護符(ごふ)に、 いったい、どんなイミが! |
成: |
”ごふ”って いうんですか、これ。 |
毘: | ‥‥うううう‥‥ |
成: |
コイツが、物語っているんです。 彼女が、何者か‥‥? この護符と、ある証拠品によって、 エリス先生の正体がハッキリする! |
成: | ‥‥今はカレーで見えませんが‥‥ |
毘: | ‥‥! |
成: |
この掛け軸には、倉院流霊媒道の 家元の姿が描かれているそうです。 それを証明してるのは、 上に描かれている<<紋>>です。 被害者の、この護符にも‥‥ 同じものが刻みこまれていますね。 |
毘: | ああああッ! |
成: |
この<<紋>>こそが‥‥家元を あらわす”アカシ”なのです。 |
毘: |
だ‥‥ダレがそんなコトを! お、オバサンは、し、知らないよ! |
成: |
新しい倉院流の家元‥‥ 綾里 真宵が、そう証言しました! |
毘: |
な‥‥‥‥ なんだって! あの‥‥あの、修験者さまが‥‥ 舞子さまの‥‥? |
成: | むすめさんです。 |
毘: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ホント‥‥なのかい? |
成: |
ええ。‥‥今となっては、 ただひとりの後継者です。 |
毘: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥ま‥‥‥ まいこさまああああああああッ! |
毘: |
‥‥エリスさまが葉桜院に いらしたのは、1週間ほど前よ。 <<紋章の護符>>を見せられて、 もお‥‥キゼツするかと思った。 17年前に姿を消されてから、 姿を見た者はいなかったんだから! |
冥: |
ジューショクさま。 その<<お守り>>は、いったい‥‥? |
毘: |
<<紋章の護符>>と言ってね。 家元の身分を証明するアカシなの。 その伝承者は、死ぬまで 身につけていなければならないわ。 |
冥: | 死ぬまで‥‥ね。 |
成: |
‥‥やっぱり、エリス先生は‥‥ 真宵ちゃんの、おかあさん‥‥ |
毘: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 倉院流霊媒道の家元、 綾里 舞子さまよ。 |
成: | (‥‥そ、そうなのか‥‥) |
冥: |
ジューショクさま。 17年間も姿をかくしていた 彼女が、なぜ、今になって‥‥? |
毘: |
それには‥‥やはり、 事情があったみたいなの。 |
成: | ‥‥そ、その事情というのは? |
毘: |
それは‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
冥: | な‥‥何かしら‥‥これ‥‥ |
成: | (ま、まさか‥‥) |
毘: | じ、地震よおお‥‥ッ! |
成: | うわわわわわわわわわわわわわわわ |
毘: |
た‥‥タイヘン! この揺れ‥‥ 奥の院が危ないよ! |
冥: | お、奥の院が‥‥? |
毘: | 修験洞が‥‥崩れちまうかも! |
成: |
な‥‥なんだって‥‥! |
冥: | ‥‥おさまった‥‥みたいね‥‥ |
成: | 何してるんだ! 行こう! |
冥: | ど‥‥どこへ‥‥? |
成: | 奥の院だよ! 決まってるだろ! |
冥: | ‥‥‥! |
成: |
ビキニさん! 話はまた、 あとで聞かせてください! |
毘: |
‥‥わかってる。 早く、行っといで! ケガ人が出たかもしれない‥‥ オバサンも、用意しておくよ! |
冥: |
じゃあ行くわよ、成歩堂 龍一! 捜査現場の連中も、この狩魔が いれば、通さざるを得ない。 |
成: |
あ‥‥ありがとう。 (‥‥そのとき‥‥ イヤな予感がムネをよぎった。 <<地震>>‥‥か‥‥ だいじょうぶだったかな? ‥‥アイツ) |
冥: | 御剣 怜侍のこと‥‥かしら? |
成: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ とにかく、急ごう。 |
成: | (とにかく、奥の院へ‥‥) |
御: | ‥‥成歩堂ッ! |
成: |
うわッ! な‥‥何してるんだよ、 こんなところで! |
御: |
ぐ‥‥‥ッ! わ‥‥私としたことが‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
冥: | ダマっていては、わからないわ! |
成: |
いててててッ! ‥‥って、 なんでぼくをたたくんだよ! |
御: | に‥‥逃げられた。 |
成: | (ま、まさか‥‥!) |
御: |
あの、被告人‥‥あやめさんだ。 ‥‥消えてしまった! |
冥: | き、消えた‥‥‥? |
御: |
”脱走”、だ。 ‥‥取り逃がしてしまった! |
冥: | なんですってェッ! |
成: | ‥‥やっぱり‥‥さっきの? |
御: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
成: |
(カンペキに見える、このオトコ ‥‥御剣の、たった1つの弱点。 それが‥‥”地震”) |
御: |
‥‥イヤな予感はしていたのだ。 ‥‥自分がユルせない! 地震が起こった瞬間、目の前が まっ暗になって‥‥ 意識が、飛んでしまった‥‥! |
成: |
おまえ、まだ‥‥あの事件を 忘れられないのか‥‥ |
御: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ それは、彼女を逃がした 理由にはならない。 この私が‥‥被告人に脱走を ユルしてしまうなんて! 奥の院側に逃げ道はない! 彼女は、こちらに来たはずだ。 |
冥: | ‥‥私たちは、見ていないわ。 |
御: |
とにかく‥‥早く、 吾童山中に検問を張らねば‥‥! |
成: |
‥‥待てよ、御剣。 おまえ‥‥奥の院は調べたのか? |
御: |
バカな! その必要はない。 おぼろ橋の向こうは、陸の孤島。 逃げ道など‥‥。 |
成: |
いや‥‥。 ぼくの知っている彼女は、 逃げたりはしないよ、御剣。 |
御: | ‥‥なんだと‥‥? |
成: |
ビキニさんが言っていた。 さっきの揺れで‥‥修験洞が 崩れたかもしれない、って。 |
冥: |
じゃ、じゃあ彼女は‥‥ それを、たしかめるために? |
成: |
御剣。彼女は奥の院にいると思う。 ‥‥検問の必要はない。 |
御: | ‥‥成歩堂‥‥ |
成: |
とにかく、急ごう。 奥の院‥‥修験洞に! |
御: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ わかった。行こう! |
奥の院・修験堂内 | |
成: |
(さいわいなことに‥‥ 修験洞は、崩れていなかった。 しかし‥‥ そこで、ぼくたちを 待っていたのは‥‥‥ まさに想像もしない光景だった) か‥‥からくり錠が‥‥ |
冥: | ‥‥増えている‥‥ |
成: |
(い、いったい、これは‥‥) あやめさん‥‥! |
あ: | ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
成: |
(あやめさん‥‥教えてくれ! いったい‥‥ ここでは、何が起こっていると いうんだ‥‥?) |