埼玉在住の鏡花と、新潟在住の松下さんは、普段のイベントでは接点がなく、5月の
スーパーコミックシティに彼女が参加するのが、唯一お会いできる場面でした。 お互いに、スレイヤーズ大好きでありながら「炎のミラージュ」にもハマった、という珍しい共通点 から、すっかり意気投合して、とても楽しくおしゃべりさせていただきました。 彼女の本にゲストさせていただいた時も、本当に嬉しく思い、また誇らしく思ったことを覚えています。 しかし、いつの間にやら彼女のHPが消え、また今年の年賀状もいただけなかった(鏡花が喪中だった ので、年賀状をいただいた方のみにお返しするつもりでいたら、ついつい2月に…)ことから、立春の お便りとして、こちらから葉書を出してみました。 本日、彼女のお父様からお返事の手紙をいただき、彼女が昨年の年末に、永眠したことをお伝えいただき ました。
昨年の年賀状にも、彼女からお返事いただき、「今年の5月は、病気療養中で会えないだろう」という
ことをお知らせいただいてたので、おそらくその関係ではなかったのかなと思います。 今は、たくさんの悲しい気持ちと、最期に一言伝えてほしかったちょっぴり恨めしい気持ちで、胸が いっぱいです。今からでも、タチの悪い冗談だった、と笑いながら言って欲しいと、心から思うほど、 とても切ない。ガウリナのこと、ミラージュのこと、まだまだ話したいことは、いくらでもあったと いうのに。遠い空の下から遠い空の上へ、ご冥福をお祈りいたします。 |
2004年2月27日に書き記した追悼文です。 松下透子さんこと岡田奈美子さんの存在を遺す碑文の意味で、ここにあげさせていただきます。 |