季節使い、って知ってますか?風をふかせたり、雲を作ったり、雪を降らせたり、それぞれの季節を 魔法の楽器を奏でて作る、小さな妖精たちのことです。
 季節使いたちは普通の人の目には見えません。だけど時々、それが見える人もいるんですよ。ほら、 ちょうどそこの少女のように………。

 ――とこんな感じの、メルヘンチックな感じで始まる「ちっちゃな雪使いシュガー」。ここ数年原作 のあるアニメが幅をきかせる中、久々のヒット作だと個人的には思う。そして、それだけでなくこの 作品は、なんとガウリナ変換がものすごくハマるのでありました。
 ここまでくれば、人として(?)、同人女として、やることはひとつ。さあ、レッツ創作。
 そんなわけで、スレイヤーズ版「ちっちゃな雪使いシュガー」。お楽しみいただけると幸いです。



 ちょっとここでルールみたいなものを。
 ジブン、あまりサガ(下記参照)は好かんので、サガのセリフや行動でリナに合わないものは変えて しまいます。シュガー(下記参照)はとても幼い(ように見える)ので、ガウリイには無理があるもの は別のものを持ってきます。しかし。

2人のラブラブだけは原作品のまま描写します。
 それはなんでかとゆーと、
この素材がいかにウマいか知ってもらうためっす。
 ………いやね。これテレビで見た時は、「どうしよう……」と本気で思ってみたりも して。はっはっは。
 あと、この話で書きたいのは2人のラブラブっぷりなので、他のキャラが主体の話はカットして 書くことにさせてもらいます。

 この作品は、音楽がものすごく重要で、とても心安らぐものとなっています。音楽がないと、この 作品の魅力は半減すると言って過言ではありません。なので、MIDI音源で作中の音楽を変換してみました。 ……ええ、厳密には違法行為だったと思うのですが。MP3じゃなくてもマズいよね?(汗)でででで、 できれば内密にしていただけると……
 のマーク にリンクがはってあったら、クリックしてMIDI音楽を出してみてください。ほんとは小説より、 この音楽の方がオススメ(笑)ぜひサントラを聞いてみてほしいです。
 このMIDI音楽はJavaScriptで出ます。次の音楽を聞く時は、前のウィンドウを閉じてください。

 それでは、とってもミスキャストなキャスティング兼キャラクター紹介。



リナ……サガ
ガウリイ……シュガー
ゼルガディス……ペッパー
アメリア……ソルト
ルーク……ノーマ
ミリーナ……アンヌ
ゼロス……長老
ナーガ……グレタ
シルフィール……ハンナ先生

シュガー
 …ガウリイ
 季節使い。ピッコロを使い雪を降らせる雪使いの女の子。 まだ修行中の見習いの身。
 母親(「はは様」)のような立派な雪使いを目指して頑張っている。嬉しくなると喜んでキスをする クセがある。
 シュガーはリナとガウリイのどっちにやらせるか迷ったんですが……シュガーの幼いまでの無邪気さ を、リナにやらせるにはあまりにもイメージが。いや、ガウリイならピッタリとかいうわけじゃなく、 後半で愛の言葉(笑)を連発しまくるのは、サガよりシュガーなのですね。2人の役割を考えたら、 こっちのがいいかなあ、と。
サガ
 …リナ
 季節使いの見える女の子。計画を立てることが大好きで得意。とても生真面目な 性格で、物事が計画通り進まないと気がすまない。
 ピアニストの母親を持っていたため、本人もピアノがとてもうまい。その音色は魔法の楽器を奏でる 季節使いたちをも聞き惚れさせるほど。また、近所の喫茶店「リトル・ミィ」でバイトをしており、 コーヒーのブレンドを作るのもうまい。
 サガはリナとガウリイ、どっちを持ってきても違和感があったんだけど、サガって何度かシュガーを どなるシーンがあるんですよ。…これ、ガウリイにやらせたくない。サガの年は11なんだそーです が、それでなんであんなに胸が目立つんだ。そこんところがリナと一番の違(殴っっ!)
ペッパー
 …ゼルガディス
 ハープで風を吹かせる見習い風使いの女の子。シュガーの友達。
 えっと、これも消去法で……。この役、アメリアとどちらにしようかと思ったんですが、やっぱり アメリアは燃える闘魂の太陽で。ここにシルフィール持ってくる、って手もあったんですが、さすがに シュガー(ガウリイ)の友達が2人とも女の子なのはちょっと、とゆーのでゼルにお願いしました。 優秀なのはそっくり。
ソルト
 …アメリア
 太陽に関することが専門の太陽使いの見習いの 男の子。トランペットを使う。シュガーの友達。
 本来なら、男の子なのでゼルとかの役なんですが、アメリアのイメージが無理やりこの役を勝ち とったとしか(笑)。さて、普段ここのHPではアメリアに「リナ」と呼び捨てさせてるんですが、 この話では「リナさん」とします。アメリアはガウリイに「さん」付けをするので、友達(ガウリイ) が「さん」付けで、友達の友達(リナ)が呼び捨てじゃ、あまりにあまり…。
 ちなみにとーぜん、ゼルはどっちも呼び捨てです。
長老
 …ゼロス
 季節使いの長(おさ)。全ての季節(雪、風、雨など)を自在に操ることができる。見習い 季節使いたちの試験官のようなことも今回はしている。普段は妖精界からめったに出ないが、 ジンジャーを追う恋する男として、人間界にやってきた。
 えっと。なんでこんなキャスティングになってんだ?(笑)この長老さまは、ジンジャーにアタック する時のギャグキャラっぷりと、見習い3人組を見守る時の長老の風格とのギャップが楽しいキャラ なので、最初ここに当てようと思ってたミルガズィアさんはボツ。ラルタークでいこうか、とも思って たんだけど、なんか…こう…マイナーすぎるんだよなあ(おいおい)。やはり魔族が来てるので、 嫌がらせというアタック(?)の仕方ならそれほど問題はないかな、ということでゼロス。
ジンジャー
 …フィリア
 ヴァイオリンで雨を降らせる雨使い。サガの住んでいる町の担当。
 わりとヒステリックなところもあるが、片思いのターメリックの前では可愛い恋する乙女。しかし ラブラブアタックをしてくる長老にはちょっと辟易している。
 スレイヤーズでヒステリックな女性でそれほど悪者じゃない…っていうと、この辺りしかいないん ですよねー。ミリーナにする、というのも考えたんですが、それ だとルークの役が難しすぎる。ターメリックだと追う方と追われる方が逆になるし、長老だとルークが 「見習いたちを見守る」ってのはなんだかなあ、というので両者ボツ。結局こうなりました。
バジル
 …ダルフィン
 見習い雷使い。いたずら好きで、タイコを使いあちこちに雷を落とすイタズラをする。
 いやね、やっぱし2人セットの配役がいいかな、って……。そうするともう、2人セットのキャラ なんて思いつかんわけですわ。ほんとはすごく騒がしい役なんだけど、逆に静かに雷を落としてもらう のもいいかと思って。ここにシェーラ持ってきて、シナモンにフィブリゾ(単に外見の年齢が 近いから)って手もあったんだけど、そーすると今度はフィルがどうしても決まらなくなっちゃう んで。う〜んこの辺難しい。
シナモン
 …ゼラス=メタリオム
 見習い氷使い。バジルといつも一緒にいる。もちろんいたずらも一緒。顔つきはクールだが、 シンバルを使って氷を作る時の顔はまさに形相が変わる。
 なんでこっちがゼラス様かっつーと、彼女は獣人変化をするため(おい)。あと、シナモンは淡々と 話すタイプなので。ここにミリーナ持ってきて、バジルにルーク、と最初考えていたんだけど、 こいつら思った以上に出番が少ないから、ここに2人を持ってくるとちょっともったいない。あと、 …あんましミリーナに、目つりあがって口細長く縦に開いて、「キョーーッ!」って絶叫あげてほしく はなかったし…。
アンヌ
 …ミリーナ
 サガの友達でクラスメイト。けっこうしっかり者。
 逆に言うとあんまり個性がないかも…(こらこら)。可もなく不可もなく、あまり目立たないタイプ の子かもしれないです。といっても別におとなしいとか、しゃべらないとかではなく、ともかく「どこ の集団でも必ずいるような平均値」で…ええい、書けば書くほどフォローにならなくなってゆく。
 説明(状況、心情、過去等いろいろ)係でもあるので、これならミリーナでもいいだろうか。つか、 ミリーナにノーマをやらせるのはちょっと…というのでアンヌ役。
ノーマ
 …ルーク
 サガの友達でクラスメイト。わりとミーハーで、にぎやかなのが好きな性格。
 典型的な、「今どきの子供」って感じです。個人的には好感がもてる(笑)。どことなくお調子者と いうか、くだけた感じもルークに合うんじゃないかな。アンヌ共々、脇役でありながら欠かせない、 という役どころ。ソルトやペッパーと同じくらい大事な役なので、ここは主要キャラにおさえて もらいました。
グレタ
 …ナーガ
 サガのクラスメイト。自称、サガのライバル。
 ことあるごとにジャンルを問わず、サガに勝負を挑んでくるが、天然なのかわざとなのか、サガや 周囲には無視されることがかなり多い。また、本人は決めたつもりでもどこかヌケていてドジな失敗 をする、わりとにくめないキャラクター。
 自称ライバル!この人をおいて他に誰がこの役をできるでしょう(笑)てなわけでグレタ=ナーガは サガがリナであるならば当然の配役。高笑いもするし(ナーガの方がすっごいけど)。
 最終の方で、かなり物語に深くくいこんでくるキャラクターになるんですが、幸いナーガがやっても 問題のないくいこみ方。むしろ、ジブンが思ってた「誰の中にもきっと悩みはあるだろう、それが ナーガでさえも」と思っていたのとかなり近いので、たぶんこの中で一番ぴったりくるのがこの配役。
ハンナ先生
 …シルフィール
 サガたちのクラスの担任の先生。生徒をきちんと心配し、しかるべき時にはしかる模範的な先生 といえる。
 …いや、髪が長くて黒いんで…。シルフィールは、ペッパー役とアンヌ役とこれの3つの候補が あったんですが、どれもどうも他の役との兼ね合いがうまくいかなくて。結局、他の役との絡みが最も 少ないこれに決まりました。なんか後ろ向きな配役だなあ…。
レジーナ
 …リナのとーちゃん
 サガの祖母。母が存命中も一緒に暮らしていたのだろうが、母が事故死してから はサガの唯一の保護者。
 料理が上手で、常にサガのことを大事にしている。一応季節使いは見えないようだが、それでも 何かに気づいているような気配である。
 ははは、このキャスティングは完全に好みであります(笑)元々、ルナねーちゃんを持ってこようと 思ってたんだけど、ねーちゃんはヴィンセントさんとどっちにするか迷った迷った。で、そうだリナ にはとーちゃんがいるじゃん、と。当然とーちゃんとレジーナおばあちゃんは似てないんですが、役柄 的にはまったく問題ないです。
ルキーノ
 …ワイザー=フレイオン
喫茶店「リトル・ミィ」の マスター。性格はのんびりとしていて、よくクッキーをつまんでいる。
 サガをバイトとして雇っているものの、ほんとにたまにしかお客が来ないように見える。これで ちゃんとやっていけるのかと思いきや、わりと配達の仕事は多いようだ。
 特に共通点があるわけじゃないけど……年齢の問題かなあ。中年のおっちゃん、というだけ。しかし 個人的にワイザーのおっちゃんのナイスミドルな魅力は好きなので、こんな店主がいたら通い倒して しまいそう(笑)
ヴィンセント
 …ルナねーちゃん
 「ハモンド劇団」の役者。数年前までオーケストラでピアニストをしていた。現在も ピアノ担当の役をしている。
 かなりとぼけた人間で、ひょうひょうとして掴みどころがないようなタイプ。シュガーたちのことが 見えているのだろうが、見えないフリをしてからかっているような感じを受ける。
 とにもかくにも、サガやシュガーの心に残った「不思議な人」。己の中でヴィンセントさんはそう いう印象の人だったので、ルナねーちゃんに来てもらいました。これはとーちゃんよりねーちゃんの 方が適任だと思うな。ミステリアスな感じというか、季節使いが見えてるのに見えてないフリをする 辺り、謎を感じさせる(?)人でもあったし。それにしても、季節使いが見えそうな人間、気がついた ら全部インバース家でそろえてたよジブン(笑)
イングリット=ベルイマン(サガの母)
 …リナの かーちゃん
 ピアニスト。サガ自慢の、とても子供を産んだようには見えない 美しい母親。とてもいい母親だったが、3年前、事故で他界する。
 期待してる人がいたらごめんなさい。便宜上、リナの母ってしただけで、この人、回想シーン以外 出たことないです。なので動きません。別にリナのかーちゃんじゃなくたって、全然かまわないくらい です。そんな出番の少ない人なのに、「絵に描いたような優しい母親」って雰囲気があるからでしょう か、己の中では好感度高いです。

 こんなとこかなあ…。1話か2話限りのゲストなんかは、話の中で出してゆくので、ここでは割愛 させていただきます。
 それでは、「おっきな雪使いガウリイ」、皆さまのお好みに合えば幸いです。どうぞごゆるりと お楽しみください。



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