オオバタン
学名:Cacatua moluccensis
英名:Moluccan Cokatoo
分類:オウム目 オウム科
分布:セーラム島(インドネシア)
すみか
たべもの
くらし
卵や子の数
活動
2〜3


「オバタリアン」だって、オオバタンのネームプレートの前で良くそんな会話が聞こえました。オバタリアンという言葉は、死語と化してきましたが、当のオオバタンにも絶滅の危機が迫っているのです。
オオバタンは、小鳥屋の店先でも売られているごく普通の飼い鳥でした。1980年代に、原産地で過剰な捕獲が行われ、野生の状態ではほとんど姿を消してしまったのです。オオバタンの繁殖に本格的に取り組んでから5年後の1988年、ようやく1羽の雛を人工育雛で育て上げることに成功しました。
この成功をきっかけに1991年から、国内の動物園の繁殖計画を作ることになり、こども動物自然公園が担当することになりました。オオバタンの繁殖は難しい事ですが、今までに8羽の雛を育てることができました。