ブラントハムスター
学名:Mesocricetus brandti
英名:Turkish Hamster
分類:げっ歯目 ネズミ科
分布:西アジア
すみか
たべもの
くらし
卵や子の数
活動
1〜5


初めて成田の空港まで動物を受け取りに行くという体験をした。飛行機がアメリカから到着して3時間しても出てこない。1時間半ほどで受け取れるはずだったので、少し焦る。ほんとうに乗っているんだろうか。ようやく、箱を受け取ったが、中をのぞけるようには、なっていない。確認もせずに、車に積みこむ。ゴソゴソする気配も無い。生きているのだろうか、死んでたらどうしよう。動物園までの道のりを半分ほど、過ぎたころ、箱の中でガサゴソ動き出す音がした。よかった、さしあたって1頭は生きている。
到着して、ふたを開けるとき、もう一つの不安がよぎる。ゴールデンハムスターと違いが無かったらどうしよう。なにしろ写真も絵も見たことはない。期待と不安が入り交じって、ふたに手をかける。彼らはゴールデンハムスターより体が大きかった。少しきつい顔だ。コロンビア大学で生まれた6頭のニューヨーカーは、こうして、こども動物自然公園の一員となったのです。
ブラントハムスターは、カルフォルニア大学サンタバーバラ校で、哺乳類特に齧歯目の研究をしている研究員のレベッカ・バートンさん(Rebecca S. Borton, Ph.D.)の協力で、アメリカから送られてきました。