-FANTASTIC STORY-

今回の小説では、古神道や陰陽道から始まり古武道、香道、その他色々と、資料 を作成してから書き始めたのですが、古神道のベースとなっている日本書紀や古 事記に登場する神々や、神道に関する用語など、読み方が非常に難しいです。
そこで、それらの読み方と、必要ならば、簡単な解説を作成してみました。

登場人物
雑学

神々



榊 乃亞さかき のあ 古神道術、榊流柔術の使い手
雨宮 貴弘あまみや たかひろ 雨宮神社のぐうたら跡取り息子
宇賀神 勇うがじん いさむ 魂の昏い男。呪術に傾倒している
鏑木 政志かぶらぎ まさし 過去の因果に縛られる男
国府田 雅美こうだ まさみ 和田美智子の親友。第一発見者
和田 美智子わだ みちこ 事件の被害者。
赤岡 行信あかおか ゆきのぶ 学園の校長兼理事
菊池 博之きくち ひろゆき 学園の事務。優秀な男だが……
真鍋 敦子まなべ あつこ 寮住まいの教師

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造化三神(ぞうかのさんしん)
01・天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)―中心の神
02・高御産巣日神(たかみむすひのかみ)―――天地の生成
03・神産巣日神(かみむすひのかみ)―――――万物の生成
日本書紀や古事記では、宇宙の始まりの時、一番最初に天之御中主神が顕れ、次
に、男女一対の二神が顕れたとされています。

別天津神(ことあまつかみ)
造化三神に、次の二神を加えた五神の総称。神々の中で、特別な存在です。
04・宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびほこじのかみ) 生命の根源を司る神 05・天之常立神(あめのとこたちのかみ)――高天原を恒久に守る神

天津神七代(あまつかみななよ)
別天津神の後に顕れた神々。
06・国之常立神(くにのとこたちのかみ) 07・豊雲野神(とよくもぬのかみ) 08・宇比地邇神(ういぢにのかみ) ・須比智邇神(すいぢにのかみ) 09・角杙神(つのぐいのかみ) ・活杙神(いくぐいのかみ) 10・意富斗能地神(おおとのぢのかみ) ・大斗乃辧神(おおとのべのかみ) 11・淤母陀琉神(おもだるのかみ) ・阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ) 12・伊邪那岐命(いざなぎのみこと) ・伊邪那美命(いざなみのみこと)

上記が、日本書紀などの初めの方に出てくる神々なのですが、今回の小説では、 殆ど出てくる神は少ないです。ええ。なぜかと言えば、ATS自身、漢字だけでは 読めないですし、小説の中で使いどころが無いからですかね……

これらの中で、神話として登場する有名な神は、伊邪那岐命(伊弉諾尊とも書く ?)と伊邪那美命(伊弉冉尊)の二神だと思います。
この二神はアダムとイブの様な存在で、天照大神(あまてらすおおみかみ)と月読 命(つくよみのみこと)、それから須佐之男命(素戔嗚尊、すさのおのみこと)は、 伊邪那岐命が禊ぎを行った際に誕生したと言われています。

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◆ヒヒイロカネ
『竹内文書』に出てくる謎の金属。純粋なヒヒイロカネは純金の様に柔らかいの だが、合金にすると、プラチナよりも硬くなる希少金属。平時は温度が低く、 オーラを発していると言われる。
ちなみに、オリハルコンや、古代中国の『金昆』(これで一文字)は、ヒヒイロ カネと同じ物ではないか?と言われている。『金昆』は『日に比する金』と解釈 すると、まさに『ヒヒイロカネ』になる。

◆勾玉
古神道などの古代呪術に於いて、翡翠の勾玉は非常に重要な位置を占めている。 日本の翡翠の歴史は4000年以上もさかのぼると言われる事も……縄文、弥生時代 より、三種の神器の一つとして、持つことが王の証と言われている。

◆言霊
日本には、言霊思想がある。発する言葉に霊威が宿り、現実に影響を及ぼすと 信じられているのが、それで、病気の嘘は付いてはいけない―――と言うのは、 この言霊思想から来ている。
「万葉集」には、『大和国は言霊の幸はふ国』とも記されているらしく、日本で は言霊が非常に効果があると思われていた節がある。


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