NOVEL-ONE SCENE'S STORY-

涼と凛と瑞葉の閑話休題2

涼「うい〜す瑞葉」
瑞「何よ涼。前回と同じ登場のしかたして……ちょっとは工夫しようって気はないの?」
   ムッ!
涼「そう言うお前だって、またロケバスの中ででけ〜口あけながら寝てたじゃね〜か」
   カチン!
瑞「し、失礼ね!また 乙女の寝姿を覗いたの!  涼ってやっぱり変態?」
涼「なにぃ〜、人聞きの悪い事言うな。たまたまだ、た・ま・た・ま」
瑞「いいえ、絶対に覗き趣味の持ち主なんだわ。やっぱり変態!」
   ムカッ!
涼「なんだとぉ、このデカ口あけ寝女がぁー」
   ムカムカッ!
瑞「何よ! この覗き魔! 乙女の敵!」
涼「な、なんだやるかぁー」
瑞「望むところよ!!」


一時的中断(音声のみでお楽しみ下さい)
いや、やめ……ああ、でもこれが……かゆ……う……ま……

瑞「っと言う事で、邪魔者が消えたところで、このショートストーリーであるワンシーンス
    トーリーのヒロインこと、いっつもかわいい高科瑞葉ちゃんで〜す」
   ヨロヨロ〜
涼「だ、誰がかわいいだ〜」
    キラン!!
涼「はぅ、前回と変わらねえ!!」


二時的中断(音声のみでお楽しみ下さい・ちなみにBGMは火曜サスペンス)
は……犯人は……ヤス


瑞「ハイ、邪魔者がいなくなったところで、このショートストーリーのコンセプトと、後半
    の10作品に関して作者は……もうほっといて、もう一人のヒロインこと、北崎凛ちゃん
    と共に、作品事に振り返って見たいと思いま〜す。あ、ちなみに直哉君は別のロケでいな
    いらしいので、今回は凛ちゃんのみになってしまいました。
  それでは凛ちゃんを呼んでみましょう!ディスプレイの前のみんなも一緒に、凛ちゃ〜ん」
A「ども、今日もアクセル全壊なATSです。ちなみに某列車安全自動停止装置ではありま
    せん」
凛「って、なんであんさんが先に出るんや!」
A「あ〜禁則事項です?」
凛「……ええんか? そのセリフ」
A「え、まずいの?」
瑞「なにやらまずい雰囲気なんで、取りあえずGO!HOME!」
  カキーン(フルスイングでGO!HOME!)
A「作者なのにーにーにー(エコーでお願いします」
瑞「ハイ、それじゃはじめさせて貰います……けど、凛ちゃんって関西人だったんだね」
凛「なんや、なんぞ文句あるんかいおばちゃん?」
瑞「……凛ちゃん、ちょぉ〜と『お・ね・え・さ・ん』と、裏、逝きましょうか」
凛「━(゚∀゚)━!! へ、いや、やぁ〜」


三時的中断(音声は拾えませんので、想像でお楽しみ下さい)


瑞「さ、じゃんじゃん逝きましょうか、凛ちゃん」
凛「ソ・ウ・DETH・ネ、ミズハ オネエサマ」(ガクガクプルプル――)


「特別に」付いて

瑞「この作品は、シリーズ中初めて二人の視点が交互に合わさる作品なのよね〜
    日常と非日常の中に見つける特別……結構物語としては良く使われる技法だし、ご都合
    主義っぽいところもあるけど、なかなかに好きな物語だったわ。凛ちゃんは?」
凛「ハイ、ソウDETHネ」
瑞「……」


「視線」に付いて

瑞「これは私よりも、涼に感想を聞きたかったけど……ましょうがないか。
    この作品、年下の男の子が、あこがれの人に告白するワンシーンだけど、なんて言うの?
    彼女の視線から、表情から、思い人がいるのがわかってしまったのに、それでもケジメを
    付ける男の子が健気よね〜。私だったら、こんな男の子に傾いちゃうかも」
凛「ハイ、ソウDETHネ」
瑞「……やりすぎちゃった?」


「仔猫」に付いて

瑞「さ、凛ちゃん。あなたの出番よ!」
凛「ハイ、ソウDETHネ」
瑞「……」
凛「はっ――私今、宇宙を見て……」
瑞「凛ちゃん、凛ちゃんの作品なんだけど」
凛「はっ!務めさせて頂きますッス」
瑞「関西弁が出なくなっちゃった……」
凛「この作品は、私の初めての出演DETHネ。この私の可愛らしさを全面に押し出して、
    今までにない『若さ』で、ONEの新しい境地を……」
瑞「#」
凛「み、瑞葉姉さん?」
瑞「裏、逝っとく?」
凛@━(゚∀゚)━!!



「歩幅」に付いて

瑞「さってと、凛ちゃんはトイレに行くそうなので、私一人で続けて見たいとおもいます。
    この作品は、今までの作品の中でも、なんだか雰囲気的に柔らかいものが流れてる物語
    よね……最初に貰ったプレゼント、それが歩幅ってところ、なんだか良いな〜。
    私も彼氏にするなら、こんな優しさを持った人が良いかも。
    最近の男と来たら、涼とかATSとか、ほんと、乙女を理解してないんだから!」


「刻む心」に付いて

瑞「これはONE中、一番長い作品ね……ONEのコンセプト、10KB程度の短い文章で恋愛の
    一場面を表現する――って部分では規格外になっちゃったけど、なにやら作者のATSが
    強行に書いたと言う曰く付きの物語。でも、演じる方としては、素敵な役所だと思ったわ。
    だって、バイオリンの腕前もあって美人で(本編中に美人と言う設定はありませんが)
    それで持って素敵な彼氏が待っててくれる……はぁ〜それだけで幸せよね〜
    最後のシーンなんか、観客を圧倒するのよ、圧倒」
いつの間にか復活のATS
A「いや、これは物語であって、実際のキミのバイオリンの腕前は――」
瑞「やっと帰ってきたのに、もうGO!HOME?」
A「いえ、全く、瑞葉様は綺麗で美人でございます!(ごにょごにょ)」


「春の人」に付いて

瑞「これはONEの最後を飾る四季シリーズの一作目ね。
    ちょっと恋愛という部分からは外れてる気がしないでもないけど、どうなの?」
A「う〜ん、でもね、恋愛の形って、これ――って無いと思うんだよね〜。今回の涼みたいに
    当時は何も出来なくて、でもふとしたきっかけで、当時の忘れ物が手に入ったりと……
    今回はその辺を表現してみたかったんだけど」
瑞「7年も更新をほったらかしにしてたのは?」
A「ギクギク――」
瑞「7年もほったらかしてたから、こんな作品になったのね」
A「……」
瑞「なによ、情けない顔をして……私はでも、結構良い作品になったと思うわよ。私は出てない
    けれど、まあ、涼が前に進める様になったのが、思い人のお陰――って部分、嫌いじゃない
    わね。私なら何年も片思いだけの情けない男は嫌だけど」
A「しくしくしく……」(某めそウサ風鳴き声)
瑞「な、何も泣く事ないじゃない……」


「夏娘」に付いて

瑞「あ〜、まだ凛ちゃんが帰ってこないので、私とATSで感想など……」
A「これはね、どうも最近ONEが暗い方向へ傾いてるから、凛の関西パワーをね」
瑞「って、凛ちゃんこの時関西弁使って無いじゃない。しかも、なんだか頭の中にまで向日葵が
    咲いてる様なキャラクターよ。それに……」(ジト目)
A「な、何かな?」
瑞「何でボクなの?」
A「いや、やだなぁ〜、ボクキャラは男のロマンじゃないDETHか」
瑞「ふうっ……つまりは趣味に走ったのね?」
A「う、うぐぅ……」
瑞「じ〜」(さらにジト目)
A「で、でもさ、結構いい感じにノー天気でしょ?パワーもらえるでしょ?こういう娘の近くに
    いるだけで。今回はそれを表現したかったんだよ」
瑞「あら、まだ居たの?」
A「くはっ」(吐血)


「秋風」に付いて

瑞「う〜ん、卑怯者?」
A「な、何でー」
瑞「だってさ、一番最初に決めてたでしょ? 人の死を容易に使わないって」
A「で、でもさ、さっきも言ったけど、やっぱり恋ってのは色々な形がある訳で……」
瑞「ま、それでも、相手を思いやるが故の決断。残る人への気持ち――そんな形は出てると思う
    けどさ……やっぱりちょっと……」
A「ずびばぜん」


「冬の華」に付いて

瑞「さ〜て、四季シリーズの最終話。冬を題材にした物語だけど……やっぱり悲恋じゃない」
A「ま、これは実話だしね」
瑞「え? 作品の後書きにも書いてあったけど、ATSの実話なの?」
A「まあ、なんて言うか、本当です……」
瑞「やっぱり……卑怯者?」
A「これについては自分でも思った。思ったけど、書きたいと思ってた。譲れないとも思った」
瑞「コメントは出来ないわね……」
A「それで、お願いします……」


「ONE」に付いて

瑞「ふぅ〜」
A「どったの?」
瑞「とうとう本当に、終わっちゃったんだな〜って」
A「まあ、いつかは終わりも来るよね」
瑞「何よATS。もう少し悲しんでも良いんじゃない?」
A「う〜ん、そう言う気分じゃ無いんだよね。なんて言うのかな、良くここまでこれたな……
    ってね。でも、自分のやりたい事、表現したかった事、全部やったから」
瑞「そっか……やりたい事、全部やっちゃったんならしょうがないわよね」
A「うん、もっと上手く表現できたらな〜って思うのは、どの作品でも同じだし、そんな感情
    よりも、今は清々しいかな」
瑞「これで私も、お役ご免か」
A「でも、忘れないよ」
瑞「……」
A「だって、ボクが生きてきた証だもの……ONEは」
瑞「……」
A「瑞葉ちゃん、涼君、凛ちゃんに直哉。絶対に忘れられないから」
瑞「ん……わかった……」
A「それに信じてる」
瑞「……何を?」
A「ONEの世界は今、ここで終わりを告げるけど、きっと、きっとこの作品に係わった全ての
    人の、本当のワンシーンが始まる事を……ね」
瑞「この……エセ恋愛小説家!」

瑞葉+涼+凛+直哉&ONE ALL CAST+ATSより――この作品を読んで下さった全ての方に

「「「「「ありがとう、ございました!」」」」」




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