2000年6月2日(金)の状況
気温:3:00時点 13.0℃、日中
12.0〜15.0℃
水温: おかじん前で3:00時点の表層水温 13.5℃、14:00時点同所で14.0℃。
今回の釣行で今年の中禅寺湖のピークが遅れていることを確信しました。これは色々な条件に起因していますが、最大は水量の多さです。今年は昨年以上に早い時期から現在のような満水状態になっています。これが鱒達の行動に若干の変化をもたらしていますし、鱒達が捕食する餌にも影響を与えているのではないかと思います。特にワカサギの量です、今年はここ数年来最もワカサギが多く発生しているような気がします。事実昨年のこの時期におかじんの桟橋付近であれだけのワカサギがスクールしているのを見た記憶がありません。また、湖水の循環も水量の多さで若干長引いているようです。これが水の濁りをいつまでも強めている原因ではないでしょうか。過去の経験から中禅寺湖の水温で最も良いとされるのは表層水温が15℃前後です。この時期に多く発生している餌を狙って鱒達の行動も日々変化していると考えています。結論として今年は6月下旬までが表層での釣りのピークと考えています。特に春ゼミでの釣りはここ1〜2週間のうちにあっという間にピークを迎え終焉してしまうような気がします。このチャンスは絶対に逃さないで下さい。
又、今年は釣れる魚のコンディションがかなり良いのではないでしょうか。ホンマスはあまり釣れませんが、ブラウン、レインボウ、レイクはかなり釣られています。特にブラウンとレインボウは体高がありグッドコンディションの魚が多く、釣れた方は大満足ではないでしょうか。これから釣行をお考えの方、是非頑張って下さい。
当日の釣況
レイクトローリング:先週も日によってかなりムラがあった。早朝は10〜30yd、日中は50〜70ydで攻めることをお勧めします。ポイントとしては国道側が良いようです。
ヒメトロ:今ヒメマスの群れは漸く定位置(松ヶ崎〜上野島)付近に移動したようです。たびや食堂のご主人の話では今朝は久しぶりに良い釣りができたとのこと。場所は上野島沖り20〜30mのポイントが好調の様子。
キャスティング:依然超満水でフライキャスティングで入れるポイントもかなり絞られています。釣れているポイントも日によってムラがあるようです。但し、ルアーに限って言えばミノーイングがピークを迎えているようです。
今年はかなりのレイクが歌ヶ浜に入っている様子で、ボートからののキャスティングで釣果が上がっている様子です。
当日は曇りがちの天候、男体山も雲に覆われる時間が多い。
白根には依然多くの残雪があります。
当日釣れた体高のあるブラウントラウト50cm。
夕刻に掛けて日光の自然が見せる幻想的な雰囲気を感じました。
【番外編】
当H.P.の掲示板に投稿頂いていた中台氏からミノーイングで釣り上げた見事な魚の画像が届きましたので掲載させて頂きます。
これが噂のレインボウです。グッドコンディション!
ブラウンも見事です。