2006年6月4日(日)

ひめます放流100周年記念事業

全面特別解禁情報

 

 オールドファンはご存知の通り、以前の中禅寺湖は毎年4月の第3週頃に特別解禁と称して湖水全面解禁を実施していた。今回は禁漁の千手ヶ浜も含めて岸、船を1日ずつ2日間の解禁があった。

ところが中禅寺湖を含む日光国立公園内の環境悪化防止及び水産資源保護を目的として西側の釣りはまったく出来なくなっていた。

平成6年6月、中禅寺湖ファンの熱い要望に応えるがごとく数年ぶりに西側を含む全面解禁が行われたが、その時は岸釣りは出来なかった。

今回岸釣りも含めて全面解禁が行われることは中禅寺湖ファンにとってまたとないチャンスであり、それに参加できたことを光栄に思う次第である。

また、今回の解禁に向け色々と活動された漁業関係者、地元関係者には心から御礼を申しあげるとともに、次の機会を設けていただければ幸いに存じます。

 

【釣果について】

岸釣り:6月3日(土)のみ、すでにご存知の通り1mを越えるレイクトラウトが岸からのキャスティングで釣り上げられた。

ヒメトロ: 通常区が不振のため6月4日(日)は特別区にかなりのヒメトロ釣りも入っていた。しかし、ヒメマスは回遊性の魚種であるので特別区の一部では釣れた様子だが爆発的に釣れたわけではない。

トローリング:とにかく船が多いのでポイントを適切にトロールできた方は少なかったのではと思う。湖面北側より南側が釣果も多かった。

ボートからのキャスティング:残念ながら釣り人が多すぎて釣りにならなかった方も多かったのでは。

どちらにしても今回の特別解禁は中禅寺湖の本質を垣間見られれば良かったと思う。

本来西側はブラウンの宝庫であり、岸伝いの浅場には多くのブラウンが生息しているはずである。水質が非常に綺麗なこともあって、ユスリカの様に水質がやや悪くなると繁殖するような水生昆虫は少ない。餌となるワカサギはかなり見られたが、ホンマスや虹鱒のような回遊魚は通常区で十分だと思う。

また、数年後に解禁されることを期待したいと思います。

 

明け方はどんよりとした曇り空。

午前5時のスタートを禁漁区境界のブイ付近で待つ。

冠岩付近。

岸釣りがいないので、船は岸とかなり接近。

人が少なければ絶好のブラウンポイント。

お祭りですから!

水質はかなり悪くなっている。

ワカサギの回遊は多い。

滅多に見られない禁漁区側からの男体山。

 

次回もまた頑張りましょう。