2009年5月8日(金)の中禅寺湖

 

 

2009年()

[台風1号]

今年の天候は意外に不安定、ここ数日関東地方は台風1号の影響からか予想以上に降雨が多い。

当日も中禅寺湖湖畔に到着した午前2時には曇り、上空には月明かりが若干見えるが雲は厚い。予報でも断続的に雨が降るとなっていた。

船釣り解禁以降3週間経過してようやく水位も上昇、船釣り解禁から27p上昇した。

気温は温暖化の影響としか言えないような高気温、午前2時に湖水際で7.3℃もあった。

幸いなことに風は殆ど無く、無事釣りが出来そうである。

午前4時を過ぎたころに出船。

気温:8.6℃、西の風3m、水温はおかじん桟橋付近で6.3℃。日中の水温は高い所で7.3℃もあった。

今週に入ってヒメマスが好転したとのことです。

ゴールデンウィーク後半の5日(火)、6日(水)は松ヶ崎中心に制限匹数を釣りあげた方もいたとの情報。

棚は浅く5mから9mが事前の情報でしたが、当日は8m〜9mが良かった。

AM4:30にはポイントの松ヶ崎に到着。釣り支度をはじめて釣り開始、周りに釣り船は少ない。

ヒメマスのトローリングは棚合わせが効かないと勝負にならない。

ただ単に「浅い」との情報でも当日の気象条件で時間ごとに微妙に変化する。過去の経験や当日の他船の釣況など色々な情報を総合的に判断することが必要な釣りである。

先ず松ヶ崎から2番ブイ方向に攻めることにした、棚は4本竿で少しずつ変えて5m、6m、8m、9mの棚を狙う。

しかし中々反応しない。

AM5:00を回る頃には地元漁師も含めかなりの船が松ヶ崎付近に集中している。やはりこのところ釣れているのであろう。

最初の当たりが来たのは釣り始めて1時間位経過してから、大日岬の沖合いであった。棚は9mで40cmはあろうかと言う三年子があがる。

どうも予想に反して当たりが少ないのでポイントを変えることに。天候は不順な状況で、時々雨がサーっと降り出す。しかし朝のうちあった西風も徐々に弱まりAM6:00頃にはベタ凪となった。

大日岬沖で釣れたので、次は勇助和田を目指す。

前竿を9m、裏竿を8mにセットし直して岸から20m程沖合いを勇助和田方面に進むと直ぐに8mにヒット。50号の錘を引っ張ったままジャンプを繰り返されてバレル。そのやり取りをしている最中にもうひとつの8mの鈴が鳴る。

これもジャンプ、ジャンプで自動リリースになってしまう。

その後もしばらく勇助和田周辺を攻めるが反応が無く、気になっていた阿世潟にポイントを変えようと思い勇助和田から上野島にトローリングしたまま向かう。

上野島の東側を回りこんで水深が急に浅くなるポイントを過ぎた辺りでヒット、9mの棚であった。その後も上野島シャローの南側の駆け上がり付近でも9mにヒット。

最終目標の阿世潟に到達する前にかなりの当たりがあった。阿世潟方面を見ると岸釣りはおらず、しかし湖面にはかなりの数のライズリングが見える。やはりヒメマスが集まっているのだろう。

阿世潟ワンドの30m程沖合いにはかなりのヒメマスが集まっていた様子。8m〜9mの棚で群れに当たればなかりの確率でヒットする。当日もこのポイントで10回以上のヒットがあった。

午前の釣りはここで修了。天気は回復に向かうもののAM10:00頃からまた雨が強くなった。

午後はレッドコアでホンマスの状況を試すことに。

PM3:00から約2時間山側中心に30yd〜40ydを時速2.7km〜3.5kmで早引きしてみたが、阿世潟でヒメマスがヒットしただけであった。

 

【当日の状況】

ヒメトロ:ゴールデンウィーク後半の5月5日(火)あたりからヒメトロは好転、松ヶ崎付近を中心に制限尾数を釣り上げた方もいた。
当日も松ヶ崎から大日岬、上野島、阿世潟にかけて好調だったと言える。棚は50号で8m〜9mだった。

トローリング:午後おかじんの桟橋付近でワカサギの回遊を確認した。これが見られるようになると中禅寺湖もベストシーズンである。

レイクトラウトは順調に釣れているが、これからの主役はホンマスに代わるだろう。

フライフィッシング:ボートからのフライフィッシングは依然好調なようだ、当日もかなりのローボートが大尻付近に集まっていた。

岸からのフライフィッシングにも良い知らせがあります。阿世潟に立ちこんでいたフライフィッシングの方が釣れているのを目撃しました。

4月末にもお伝えしましたが、かなりの数のホンマスが大尻に入ってきています。気温、天候、ポイントを見極められれば好釣果間違いなしでしょう。

 

早朝は湖東側に雲が掛かり、小雨模様であった。

 

ここ数日の好釣果で松ヶ崎周辺には船が集中。

 

太陽が上り始めるとベタ凪になりました。

 

白根山にはまだ残雪がある。

 

上野島方面は釣り船も殆どいなかった。

 

上野島から阿世潟に入ったこの辺りでバラシ連続でした。

 

阿世潟には誰もいなかった。

 

静かな湖面にヒメマスのライズリングが広がる。

 

この時期釣れるヒメマスにしてはサイズが非常に大きい。

 

湖畔の桜も満開。

 

八丁出島にはヤシオツツジが咲いていました。

 

湖舟跡が改修されていた。

 

ハクセキレイも恋の季節。

 

水質はかなり悪くなっていた。

 

いよいよ中禅寺湖のベストシーズンです、これからが勝負ですね。

 

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