2007年6月10日(日)の情報
毎週末ごとに天候が不安定な中禅寺湖ではあるが、この日もまたまた天候的には最悪の週末であった。
07年06月10日(日)
天候:雨、前日から激しい雷雨まじりの最悪の天候 AM 4:30 外気温 10.2℃。
水温:おかじん桟橋前では10.6℃鱒達にはベストの水温ではある。
今週も現地情報でフライフィッシングは 好調とのことでやや遅いスタートである。ここ数日レッドコアでのトローリングは不発気味との情報もあり、前回に続いて大尻付近でのキャスティングに挑戦した。
ここ数日の降雨で水位は上昇している。おかじんの桟橋もようやく船の乗り降りも楽になった。水質はと言うと意外にもかなりクリアーな状態、このコンディションならトローリングでも大丈夫なのではと思える。
但し、鱒達の食性が問題である。前回もそうであったように、ワカサギの姿が全く見られない。この状況では鱒達の主食も水生昆虫中心にならざるを得ないと言う事である。当日釣れた魚の胃袋にはユスリカや小さな虫がギッシリ詰まっていた。
10年以上前になるが、中禅寺湖ではモンカゲロウを始め鱒達の食性は季節なりに変化していたと思う。その後色々な外的要因により湖水に生息する生物も微妙に変化し、現在の様にユスリカが 異常に繁殖する状態になったと考えられる。
そんな経緯もあり中禅寺湖の鱒達は新たな餌を求めて回遊しているのだと思う。
さて、例年と比較して入梅が遅れている中、ここ数日は日本海側にある寒気の影響で局地的な大雨や雷に注意が必要とのことで週末は悪天候続きではあるが状況だけは確かめたいのが釣り人の心情だろう。
結果から申しあげればフライでの釣りは豪雨に阻まれて短時間てだけしかできなかった。低気圧の動きが遅かったことで当日は15時ぐらいまで雨が止まず、一時的に滝のような雨になってしまった。
雨が止んだ16時頃、夕刻の一瞬にレッドコアで攻めて50センチ位のホンマスをゲットできたのは幸運だった。
浅いレンジでの釣りがいつまで続くかが今後の戦略を考えるのに重要である。
【釣果について】
岸釣:水位上昇により立ち込めるポイントも徐々に少なくなっている。しかし、釣れている人はまだまだ多いとの情報。特に餌釣りは絶好調とのことです。
ヒメトロ:サッパリ釣れていない。ヒメマスの食性自体が大きく変わって来ている証拠である。
トローリング:水温が10℃程度にしては湖水はクリアーな状況である。これであれば釣れない 状態ではない。ホンマス狙いでは魚が沖目の回遊コースを取っているように感じられた。当日ヒットした魚も栂沖50m以上の水深40m以上のポイントであった。
今年はフライフィッシングの当たり年?
朝方の一時だけ曇りで釣りやすかった。
華厳の滝方面か ら一日中雲が湧き出し雨が降り続いていた。
男体山にも常に雲が掛かる。
水位上昇でフランス前が立ち込めるのも後僅かかも・・・。
湖水の水質は思いの他綺麗であった。
夕刻雨が止んでからが勝負。
魚は確実にいます。但し、釣れるかは戦略しだい。
今年も中禅寺湖は釣れています!