2004年4月18日(日)〜19日(月)の情報

 

昨年と同様今年も船釣り解禁日釣行はせず、2日目からの釣行となりました。

既にご存知の通り、解禁日は中禅寺湖特有の北西風により湖水は大荒れで殆ど釣りができない状態でした。よって本当はこの日が船釣り解禁みたいなものです。

AM3:00到着。天候晴れ。外気温3.0℃。凍てつく寒さではない、風も収まりなかなかの雰囲気である。

今年から遊魚規則が変更され、夜間の違法釣り行為に対して厳しい規制が取られることとなりました。よって遊魚船も例年のような旗で表示するのでは無く、釣り人が直接遊魚証を身に付けて釣りをする形式に変わりました。

気温:AM 4:30時点で現場実測で3.5℃、日中は南西の風の影響もあり15.0℃近くまで上昇した。

水温:オカジン桟橋前の表層で2.5℃とまだまだ低水温である。しかし、今の時期では平年並みの状態である。

前日の解禁日が強風により殆ど釣りができない状態であったことから今日は期待が大きい。例年解禁時はヒメマス狙いの「ヒメトロ」と 決め、例年安定している上野島付近を攻めることにする。

今年は昨年との比較でかなり水位が低い、男体山に積雪が殆ど無いことからも冬場に雪が殆ど降らなかったことが伺える。要するに降雪が少ないと本来この時期に雪代が入り水位が上昇する予定が狂い、水量がかなり少ない状態になっていると推測される。

AM4:45出船。遊魚規則も有り、東の空がやや明るくなりかけた頃を見計らって出船する。先ずは予定通り上野島付近の沖合いを攻める。

ポイントに到着し、8m〜11mを1m刻みで攻める。最初に当たりがあったのは11mサイズは40cm近くあるビッグな魚体であった。

しかし、ここからが苦戦の連続である。前日の荒天の影響でヒメマスの泳層が深くなったのか、群れが散ばったのか、魚探への反応が全く無い。同行者に操船を代わって貰い松ヶ崎沖まで広範囲を攻めるが結局釣れたのは朝方の3匹だけ。中禅寺湖のヒメトロの難しさを改めて思い知らされた初日でした。

午後はヒメトロは諦め大尻付近をトローリング。15時30分ごろラインが凄い勢いで引き出されてヒットするも1.5号のリーダーがブレイク、たぶんレイクではないかと思う。

【釣果について】

岸釣:昨年同様岸釣り解禁が先行したこともあり船釣り解禁日に大物情報は 無し。

ヒメトロ: 昨年とは違い解禁大荒れの翌日に今ひとつの状況。推測ではあるが、釣り上げたヒメマスの胃の中にはユスリカのピューパがギッシリと詰まっていた。中禅寺湖の水質も以前と比較してかなり悪化しており、魚たちの食性にもかなりの変化が現れてきていると言える。

特にここ数年解禁時に凍える程寒いことも無くなり、ユスリカが大量にハッチしている状態が続いている。これは湖水の水温の問題だけではなく、日照時間や気温の影響がユスリカの大量ハッチと関係しているのだと思う。これを大量に捕食しているヒメマスがそう簡単に口を使うはずも無く、更に表面がかき回された影響で群れも深場に移動したことが釣れなくなった要因ではないか。
但し、 お伝えしたように釣れた個体は素晴らしく大きく、時期が合えば大釣りの期待も高まっている。

レイクトローリンク: ここ数年、この時期にレイクトラウトが大尻に集まっている。大尻の水深5mから12mを水底を引き摺るように攻めると大物に出会える確立も上がる。ただ、今年は 50cm程度の固体が多かった様子である。

 

 

前日とは異なり穏やかな陽気。

 

ヒメトロ船はかなり散ばっている。

 

八丁出島がこの位に見える位置で釣れました。

 

サイズは38cmはあるビッグなヒメマス。

 

夕刻は綺麗な夕焼けでした。

 

 

 

今年も中禅寺湖で頑張りましょう!

 

mail.gif (14410 バイト)

cyuzenji@aya.or.jp