2000年解禁情報
2000年4月23日(日)船釣り解禁日の状況
気温:6:00時点
5.4℃
水温: 表層水温 4.2℃〜4.7℃
今年は例年と異なり岸釣りと船釣りの解禁日が分かれたことで、岸釣りの方は静かな解禁を迎えたことでしょう。22日(土)の岸釣り解禁は強風で釣り辛かった様子で、この日も夜半にはかなり西寄りの風が吹いており解禁が危ぶまれる話もあった。しかし、午前5:00を過ぎた頃には風も弱まり絶好の解禁コンディションになり出船数も日曜日と言うことと、事前の資源調査が好漁であった情報も伝わり昨年以上の賑わいであった。
今年は非常に暖かい解禁日となった。早朝の気温が5.4℃もあり桟橋も全く凍っていない。水温も岡甚桟橋前の表層で4.2℃あり昨年と同様に高い水準である。一瞬昨年の釣れなかった解禁の予感が脳裏を過ぎる。案の定悪い予感は的中し今年も厳しいスタートとまりました。船釣り解禁初日にも関わらずヒメトロによるヒメマスの釣果は一隻当たり平均で10匹〜15匹、釣れた人でも43匹が最高であったとの情報である。更に止めを刺す様にAM9:00頃からの寒冷前線通過に伴う突風と雨。こんな事が毎年続いてしまうとさすがの中禅寺湖フリークもやや戦意喪失ぎみであろうか?地元の方のご意見をまとめると以下の内容であった。
@今年は22日(土)の岸釣り解禁も非常に釣れなかった。天候の影響も否定できないが、それにしても釣れなさすぎだ。放流量については例年以上であるが、唯一昨年との違いは岸釣り用に放流を予定していた成魚(虹鱒)がかなり痛んだ魚体であったことだ。それは昨年の秋漁協が解禁用に試験場の池で飼育していた奇麗な虹鱒が台風等の影響による水路の遮断により大量に窒息死したことが発端となっている。昨年釣れたあの比較的奇麗で元気の良い虹鱒は残念ながら今年は放流されなかったのである。
Aヒメマスの釣果については4月10日(月)と12日(水)の2日間に実施された資源調査では殆どの船が50匹を越す釣果に恵まれたにも関わらず今回こんなことになったのか解らないと言う意見は多かったものの、色々と意見を聞くうちに幾つかの要因があった様子だ。ひとつは水温の問題である。これは昨年同様やや高い水準であったことで、ヒメマスの泳層がかなりバラけてしまったと言う説。実際初日に一番釣った人が攻めた棚は23m〜25mであった。次に解禁日が2日に分かれたことで少なからず初日に岸から攻められたこと、及び23日(日)も岸釣りは夜明けから出来たので鱒達の警戒心が強まった。最後に解禁日の船の数は相変わらずであの競艇場状態でヒメマスは深く潜ってしまった。こんな意見が聞かれました。
B情報として昨年の6月に実施された釣り大会の直前に漁協組合員により禁漁区側で大量にブラウントラウトを釣ってそれを東側の岸付近に再放流したのとこと。しかし、釣り大会ではその魚は全く釣れず「今年は岸からのブラウンはかなり期待できます。」とのこと。
【釣果について】
岸釣り:放流虹鱒は多い人で5匹程度。大尻のネット付近にかなりの個体が固まっていた。天然ものと言われる魚には出会えず。
ヒメトロ:朝一は大日崎と松ヶ崎付近及び八丁出島沖が良かった様子。水深10m〜25mでの釣果であるが、泳層にかなりの幅があり集中して釣れない。平均釣果は10〜15匹。
レイクトローリンク:ホンマスの姿は確認できた範囲では無し。この時期の基本はレッドコア18lbsで40yd〜60ydで良いのではないか。
ご覧の通り岸釣りは船釣り解禁前から釣り開始。水位は昨年並。
(フランス前の映像)
船釣りの方は準備に余念が無く大変な賑わいです。
ヒメトロは相変わらずの大盛況です。でも釣果は今ひとつ?
正に「泣きっ面に蜂」いきなりの突風とともに湖上は大荒れに。
これは非常に危険な状態です。こんな天候になったら直ぐに避難して下さい。
夕方までかなりの風がありました。
やや戦意喪失気味の一日でした。
当日釣れた4年魚のヒメマス45cmはありました。
そのヒメマスはその後刺し身に。身が赤くてとても奇麗です。
2000年4月24日(月)の状況
気温:4:00時点
1.6℃
水温:表層水温 4.0℃〜4.5℃
昨日と比べるとかなり気温が低下、桟橋付近が凍てついていて寒い。釣果も昨日同様今ひとつでした。「たびや食堂」のご主人の話では今朝もかなり深い層で釣れていた。解禁日はその泳層が掴めず苦戦したが今日は20m以下の棚で23匹釣れたとのことである。
【釣果について】
岸釣り:放流虹鱒は昨日同様多い人で5匹程度。依然大尻付近に魚は集中している様子。弱ったわかさぎが風で流されて来ていて、それを捕食するライズがかなりあった。
ヒメトロ:今日も大日崎と松ヶ崎付近が良かった様子。水深は昨日よりも深く20m〜25mでの釣果である。平均釣果は1〜10匹。
レイクトローリンク:ホンマスの姿は確認できませんでした。しかし画像はありませんが、ポンプ小屋前で50cmを越すブラウントラウトがトローリングで釣り上げられてしました。
天候は昨日と打って変わって非常に穏やかでした。
解禁2日目だと言うのに釣り船は余っています。
又、岸釣りも殆どいませんでした。
(狸窪の様子)
男体山には若干残雪があります。
水位は昨年の解禁時期とほぼ一緒だと言えます。
水質は若干悪くなった様な気がします。
(岡甚桟橋での映像、昨年と比較して下さい。)
今年も新たなる夢のために頑張りましょう。