2009年4月21日(火)の中禅寺湖
2009年4月21日(火)
[怒涛の雨]
今年は所用で解禁には釣行できず悔しい思いをした。
昨年は強風による解禁時間二時間遅れ、解禁したは良いが松ヶ崎まで辿り着けない強風、結果まともに釣りが出来ない。
の三重苦でしたが、今年は過去数年にない好天、微風、釣果二桁続出だったようで・・・。
何とも運の無さに嘆きも忘れてしまいました。
気温:おかじん桟橋付近 午前2:30 4.4℃、気象庁の発表より低い。
水温:おかじん前の水深3mの表層3.2℃
これも昨年より低い。
当日の天気予報は最悪とのことでしたが、低気圧接近なので風は何とか持つと思い出撃。しかし、雨には泣かされました。
午前3:00を過ぎたあたりから雨がしとしと降り出す。出船する頃には結構な雨量となってしまう。
未だ解禁から4日目だと言うのに釣り人は少ない。大島商店で遊魚券購入の際に聞くと「解禁日はかなり良かったですが、二日目は制限匹数を釣った人はいなかったですね。昨日は突然釣れなくなってしまったみたいです。」
これでは意気消沈である。
とは言ってもやるしかないので、雨がしとしと降る中を出船。午前4:00頃に松ヶ崎を目指す。
今年の一発目、魚探で付近を確認すると20m付近に魚影が映る。「よしっ、これなら明るくなれば浅い棚に上昇してくるだろう」と気を良くして8m、10m、12m、15mの深さを攻めることに。
しかし一向に当たる気配が無い。
松ヶ崎沖には5〜6隻の船がいたが、他船も釣れていない様子だ。
全く当たりが出ないまま2時間が経過、流石に諦め解禁日以降二番目に順調と言われた栂付近にポイントを変更。
砥沢岬からイタリア大使館沖には魚影が映る。しかし、ここも水深20m〜30mと異常に深い。
「どーなってんだ???」と思いつつも雨はしっかり降り続いている。
風は比較的弱く釣りに問題は無いが、どうも寒くてしょうがない。
当たりが無いままイライラが募るばかりであった。
午前7:00を過ぎた辺りに砥沢岬の沖にライズが見えた。
「? ヒメマスの様だ」驚いたことにこの時期既に浅い棚のユスリカを捕食しているのである。
当日は降雨であったので、ユスリカのハッチが意外に少ないように見えたが、実は物凄い数がハッチしていたのだ。
昨年も同様ではあったが、中禅寺湖の水質は年々悪化している。
解禁当初で水温3.0程度が高いとは思えないが、この水温で相当数のユスリカがハッチしているのだ。
ヒメマスはこの簡単食べられる餌に興味を持っていて、ヒメトロのタコベイトなんか見向きもしないのだろう。
ましてや水深10mの底で捕食などしていないのではないか。
そんな反省の一日でした。
結局午前8:00を過ぎたあたりから雨が更に強くなってきたので、一時撤収することにしました。
午後に再びとは思いましたが、雨がだんだん強くなったのでその日は諦めました。
【当日の状況】
ヒメトロ:当然ですがヒメトロは午前中はダメでした。他船の情報も芳しくなかったです。
トローリング:悪天候からかレッドコアの釣り人の姿は見かけなかった。レイク狙いなら多少の釣果が期待できると思います。
フライフィッシング:岸釣りからのフライはかなり見掛けたが、実態は不明。ルアーの方がレイクを釣っていた。
ボートからのフライフィッシング:大尻にはかなりのレイクが入っているとの情報です。毎年かなりの回数釣行される方が60cmオーバーのレイクを釣り上げていました。
情報によると既にホンマスが大尻に入ってきているようだ。気温、天候、ポイントを見極められれば期待できる。
当日は、この時期には珍しいぐらい雨が降りました。
大尻をレッドコアで攻めている方のトローリング結果は不明ですが・・・、
午後は激しい雨で松ヶ崎方面はかすんで見えます。
水位は意外に高かったと思います。
フランス前も立ち込みづらいかも知れません。
水質は微妙。
今年は解禁日が好調だっただけに、しばらく考えさせられるかも知れません。
しかし、中禅寺湖の最盛期はまだまだこれからです。
ご心配なく、ゴールデンウィークの釣行をお考え下さい。