2003年5月30日(金)の情報
今年は解禁日以降まともな釣行が出来ず申し訳ございません。ようやく5月の中禅寺湖情報をお伝え致します。
AM2:30到着。解禁以降初めての中禅寺湖釣行。天候は晴れ、この時期の日の出は早く午前3時半を過ぎるとあっという間に東側の空が明るくなり始める。
気温:AM3:00時点で現場実測で6.0℃、この時期にしては寒い。日中は天候も良く16.0℃近くまで上昇した。
水温:岡甚桟橋前の表層で10.4℃と水温はかなり上昇ている。日中最も水温が高かったのは狸窪付近で12.0℃でそれ以外は殆ど変化は無かった。
解禁日以降久しぶりの釣行であったため今ひとつ 状況が把握できないが、水温が最適な状態であるので気合が入る。
今年の中禅寺湖は季節の進みが意外に遅い気がする。既に6月になろうと言うのに日光白根山には残雪量が多く、日によって気温の変動もかなり大きい。こんな状態であるので気温、水温の 変化で攻め方も大きく違ってくることは忘れないで頂きたい。
AM3:45出船。やや出遅れ気味で東の空はかなり明るくなっている。水質はかなり濁っているが、まずは国道側のホンマス狙いが妥当と考える。
金波前から浅い棚を狙った攻め方(ハーリング風スタイル)で臨む。ダブルハンドフライロッドにレッドコア18ポンド20ヤードをフラリールに巻いてバッキングはPEラインを30m出す。フライは使わず小型のスプーン(今回は夜行貝の3p)を使用。
前年同様この時期鱒達はかなり浅い棚に出て水面付近の餌を狙っている場合が多い。鱒の気を惹くためにボートスピードはかなり速めにする。
最初のヒットは丸山付近、岸から50m以上離れてヒット。40cmはある虹鱒であるが放流もの。今年は水位が低く国道側は立ち込みが多い。しかし、岸釣りが多いと鱒達は意外に沖合いを回遊しているものだ、今回も岸近くではなく殆どの魚が沖合いでヒットした。その後12番沖でかなり強いあたりがあり、ホンマスの50cmを仕留めることができた。
午後は も天候は安定していた。日中の気温も16℃以上、日差しも漸く暖かく感じられ、春ゼミもかなり鳴いていた。後半戦は15時スタート。国道側は午前中一通り攻めたので松ヶ崎から上野島付近をレッドコアで攻めることとする。
ヒメマス釣りは水質が悪いことで殆ど上がっていないようだ、当日も松ヶ崎付近でのヒメトロは殆ど見かけなかった。国道側の沖合いで数隻の地元漁師の船は見かけたが、あまり好調ではない様子であった。
大日岬突端から勇介和田に向かう途中で11cmミノーにヒットするもすぐに外れる。その後上野島手前でも当たりがあるが乗らず。ホンマス狙いで阿世潟に向かうが釣り船も少なく今ひとつの様子、夕刻は栂付近を攻め角ルアーにヒメマスが釣れただけで終わる。
【釣果について】
岸釣: 既に表層水温が10℃を越え、湖底の藻の生え変わりの季節を迎え水質は最悪の状態。今年は解禁以降ビッグなトラウトの姿を見られていない。また、水位が低いこともあり岸釣り がかなり多く鱒達も浅場に攻め込んで行けないようだ。
ヒメトロ: 水質悪化の影響でヒメトロ釣師の姿は殆ど見られない。早朝国道側の水深15m付近にヒメマスの群れが見られた。
レイクトローリンク:国道側 が比較的安定している様子。特にこの時期は水の流れが少しでもあるほうが魚の活性は高い。鱒達にとって適水温であるためかなり浅い棚を回遊していると思われる。トローリングで攻める 場合早朝であれば10〜30ydの棚で十分なはずだ。
早朝は朝焼けが見られた。
国道側の釣果は安定している。
日中は初夏の陽気。
やや大きい50cmのホンマス。
水質は最悪。
今年のワカサギは小型が多い。