1998年4月21日(火)〜22日(水)の状況
98年は例年に無い高気温の状態で開幕を迎えた中禅寺湖であるが、解禁2日目も安定した天候と温かさに恵まれ各釣法ごとかなりの釣果が得られていた様子である。
特にヒメマスを狙った「ヒメトロ」は各船とも制限匹数を釣り上げていた。
又、キャスティングも解禁日同様良いポイントを攻めた釣り人は結構な数を釣り上げていた。
21日(火)の概況
天候:曇りのち晴れ
気温:早朝12℃、日中19℃〜22℃
水温:早朝は前日の影響もあり表層で6.5℃程度。日中は高い所で7.4℃程になる。まるで6月上旬の水温と言える。
22日(水)の概況
天候:晴れときどき曇り
気温:早朝10℃、日中15℃〜18℃
水温:早朝は前日より冷え込んだこともあり表層で6.0℃程度。日中は高い所で6.8℃程であった。依然例年より高い状態。
【2日間の釣況】
ヒメトロ:2日目は阿世潟キャンプ場前から上野島周りにかけて好調。
水深8m〜12mで追いも活発。特に35cm位の3年魚が良く釣れていた。3日目は解禁以降2日間のフィッシングプレッシャーも多少高くなり、前日までよりは釣果が低下。
特にヒメマスの棚も少し深くなって10m〜14m付近であった。
レイクトローリング:水温も高く安定した釣果の様子である。ホンマスは国道側から立木観音沖にかけてサイズはやや小振りながら3〜10匹程度の釣果。
最大はフランス前で上がった45cmとのこと。その他の魚種も数は少ないものの釣果はあり、中には60cmの日光岩魚を釣り上げた幸運な釣り人もいた。
キャスティング:ここ数年キャスティングで殆ど釣れない状況を打開するためか、今年は過去に例を見ない程多くの成魚放流を漁協が実施した。
その結果当然良いポイントをゲットした釣り人はフライ、ルアーを問わずかなりの釣果を得られた訳であるが、残念なことに釣れる魚は本来中禅寺湖に棲息しているあの美しい姿を持っておらず、初めて中禅寺湖に訪れた釣り人などはかなり誤解された様に思う。
そうは言え釣れることの喜びはある程度感じられただろうし、ビギナーにとってはあの中禅寺湖の環境で釣れた魚には感慨深いものもあったに違いない。
ポイントとして良かった場所は
1,狸窪
2,大尻の流れ出し
3,阿世潟キャンプ場
4,丸山前
5,金波食堂付近
等々国道側は広い範囲で好調な様子であった。
4月21日(火)の男体山。残雪が殆どありません。
21日(火)のフランス大使館別荘付近
ここがサービストラウトのメッカのひとつ大尻流れ出しです
ここは岸から最も良く釣れたと言われる狸窪です。
ヒメトロも盛況でした。
これは2日目に釣れたヒメマスの画像です。