6月15日(火)の概況
天候:晴れ一時曇り
気温:早朝15.1℃、日中最高20.3℃
水温:14.7℃〜16.0℃、ほぼ終日15.4℃だか場所によっては16.0℃以上あった。
「今年の中禅寺湖は何かが違う」こんなことが言われた解禁から早くも二ヶ月が経過しました。最近の情報では「ヒメマス」の釣果は依然不振であるとのこと。「ホンマス」は国道側中心に数は少ないが釣れています。但し、水位がほぼ満水で岸釣りではバックが取れるポイントが少なく、フライで攻めるのにはチョット辛い状況です。トローリングでは国道側は12番から13番、山側ではフランス付近が好調なようですが、釣れる棚が一定せず日によってかなりムラがある様子です。30〜40ydで釣れる日があれば、80〜100ydで釣れることもあり泳層を見つけることが釣果を伸ばす最大のポイントでしょう。6月13日(日)には釣り大会が開催され、約800匹のニジマスが成魚放流されました。当日の成績は何と上位3名が放流鱒で占めると言う残念な結果であったそうです。そのニジマスがまだ大量に残っており、大尻の流れ出し付近にかたまっているようです。魚体はそれなりですが、コンディションの良い鱒が多く釣れないよりは釣りたい方にはお薦めです、是非挑戦して下さい。
当日の釣況
レイクトローリング:国道側に分があったとの情報。レッドコア18lbで60ydぐらいで釣果が上がる。今年は特にアワビ系のルアーが良い。中でも貝の無垢で白がヒットルアーのようだ。
ヒメトロ:依然ヒメトロは不調が続いており、ヒメトロの漁師達も殆ど釣りに出ていない。早朝松ヶ崎から大日崎付近を魚探で調べると15m〜20m付近にヒメマスらしき魚影が映ったが、数は少なかった。
キャスティング:水位はほぼ満水状態で推移しており、各ポイントとも立ち込みで攻め辛くなっています。当日は皇太子夫妻の来訪があり、国道側はすべて駐車禁止の処置が取られたため岸からの釣り人は殆どいない状態でした。また、ここに来て春ゼミでの釣りが俄かに活発化しているようです。勇助和田から阿世潟にかけての岸沿いでは平日の日中にかなりの蝉が湖面へ落下しており、それを狙って大型の鱒がライズを繰り返しています。出来れば平日の静かな時に釣行した方が有利と言えます。ライズしている魚は鱒ばかりではありませんのでご注意下さい。たまに大型のアイソ(ハヤ)が釣れてしまうこともありますし、ライズしているのがハヤの場合もあります。その時は運もありますので、諦めずに頑張って下さい。
当日は午前中は日差しも強く、水温が上昇気味でやや低調でした。
上野島のシャローはワカサギが多く、それを狙っているらしいライズも多数見受けられましたが釣果は今ひとつでした。
水質はかなりクリアな感じで、透明度も高く日中はやや辛い場合が多いでしょう。
この流れ出しがサービストラウトの宝庫です。釣れないのが嫌な方にはお薦めです。
当日釣れたレインボウ。40cm以上あり、ファイトもまずますでした。胸ビレも奇麗で、しばらくすれば立派な野生に戻るのではないでしょうか。リリースは慎重にしたいものです。