中禅寺湖のポイント
湖面標高:1,267m
最深部:172m
周囲:21km
今年よりポイントの詳細が表示できる様に致します。各ポイントをクリックして頂ければ、ポイントの詳細が確認できます。全て完成するまで多少時間はかかりますがご期待下さい。
中禅寺湖のポイントは大きく国道側と山側の二つに分かれている。ポイントの選択は時期や天候、気温、対象魚、釣り方によって使い分けることが重要と言えます。次に紹介する内容は過去の事例から考えられるおおよその目安ですのでご参考までにとどめて下さい。
1,4月の解禁から5月中旬まで。
この時期の中禅寺湖は春とは名ばかりで、標高の高い中禅寺湖畔は未だ冬の様相を残している。
水温も解禁直後で2℃〜3℃。5月中旬でも高い時で6℃位までにしかならず、水温と気温の状態が釣りに大きく影響する時期でもある。
この時期のポイント選択の鍵は先ず水温だと言える。水温が比較的高くなる場所を選んでほしい。
中禅寺湖のポイントの中で早期から水温が比較的高いとされているのは南面に向いた国道側と言われるポイントである。ここは水深が浅い所が多く、且つ日当たりが良いために天気の良い日には他の場所よりかなり水温が高い場合があり、鱒達の餌となる小魚等が集まりやすい。
又、泥底の場所も多いことで早期から水生昆虫のハッチがあり、それを狙って鱒達が回遊して来る。
2,5月下旬から6月上旬まで。
中禅寺湖畔の春はこの時期あっと言う間にやって来る。
湖畔の木々が多少芽吹いたかなと思っていると、一週間程で咽るほどの新緑であたりが埋め尽くされてしまう。
6月に入れば気温も上昇し、それに連れて春ゼミも鳴き出し中禅寺湖の最盛期を迎えることとなる。
この時期のポイントは特に釣り方で選択して頂きたい。
フライフィッシングを例に挙げれば、メイフライのハッチに合わせて攻める時は国道側の泥底中心に。
ストリーマーで狙うには山側からフランス大使館前など、状況の変化を敏感に感じ取って対処して頂ければ良い結果が得られると思う。
3,6月下旬から7月中旬まで。
例年この時期から中禅寺湖の水生昆虫はハッチのピークを迎えるのであるが、最近はハッチの数も少なく場所も殆ど一定していないため寂しい限りではある 。
しかし、フライフィッシングで攻めるにはこの時期が最後のチャンスである。
水温は徐々に高くなり岸からの釣りは時間帯も限られてくる。この時期の水温は低い時で12℃。高い時は表層で17℃程度になることもあり、水温の安定した浅場を狙って攻めることが好釣果につながる。
4,7月下旬から8月中旬まで。
この時期は朝夕の一時を除いて岸からの釣りは難しい。
基本はレイクトローリングやボートからのキャスティングになるが表層水温が20℃を越えると日中はボートからの釣りも難しくなる。
この時期は水温躍層の下にルアーやフライを送り込めるタックルを使わなければ好結果は得られないと言える。
5,8月下旬から禁漁まで。
一度上昇した水温はなかなか下がらず、湖畔は秋の様相が色濃くなりはじめているにも係わらず鱒達はまだ深い層を回遊していることが多い。
当然釣り方も限られているが、気温が低下した朝夕の一時は多少の期待も持てる事は事実でもある。
急なかけ上がりから続く浅場や水通しの良いポイントなどはこの時期でもキャスティングで釣れることもある。キ
ャスティングファンは諦めずにトライしてもらいたい。又、この時期の鱒達は産卵を控え上ずっているものも多く、一定のポイントに止まっていることは少なくかなり移動する事は記憶していたい。