ストーリー
昨晩、レゾと名乗った男の話によると、ゼルガディスは魔王シャブラニグドゥを復活させようと
目論んでいるらしい。……しかし、ガウリイは魔王シャブラニグドゥ自体を知らなかった。リナは朝食の
席で、魔王と神々とこの世界についての説明をする。そして、あのレゾという男が本物かどうか
疑わしい、ということも。
ひとまずは、目的地を変更せずにアトラス・シティへと向かうリナたち。その途中の森の中、リナは
ガウリイに、これから数日間、自分はほとんど魔法が使えなくなると告白する。その理由を、ガウリイは
「あの日だから」と見抜いた。するとそこへ、再び目的の物を取り返しに、ゼルガディスが現れる。
しかも今度は、ワーウルフのディルギアと、昨日襲撃に来た男との3人組。ディルギアが口を滑らせた
ことで、リナたちはゼルガディスの目的が、オリハルコンの像の方だと知る。
魔法の使えないリナでは、ほとんど戦力にならない。戦力として頼りになるのはガウリイのみだが、
いくらなんでも3対1では――。内心ほぞを噛むリナだが、敵はリナにゼルガディス、ガウリイに他二人
と分かれて攻撃をしかけてきた。戦える手段のないリナは、逃げるしかない。
なんとかゼルガディスをまいて、ガウリイの援護をしようとするリナだったが、ゼルガディスは強い。
追われて追われて、結果的に追いつめられてしまい、電撃(モノ・ヴォルト)の呪文でリナは気絶
させられてしまう。ゼルガディスは勝利の笑みを浮かべながら、仲間に合図の信号を送った。
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