ストーリー
レゾの追っ手は、休むときも食事するときも間断なく襲ってくる。おなかをすかせたまま、リナと
ゼルガディスはゴーストタウンと化した、マディランの町に入った。
そこでは、ディルギアが彼女たちを待ち伏せしていた。しかもかなりの大群だ。リナも魔力が回復した
ということで、二手に分かれて敵をたたくことに。しかし、敵はすべてゼルガディスの方に向かって
しまう。驚いたリナの前に、新たな敵が出現。そいつも、レゾの手下だった。
回復したての魔力で、リナはさっそく呪文をとなえ、敵・ゾロムを攻撃する。しかし、火炎球
(ファイアー・ボール)の炎にまかれても、ゾロムはまったくこたえていない。そこでリナはようやく、
ゾロムが純魔族であることに気がついた。ふたたび呪文を放つも、やはりゾロムには効いていない。
ゾロムの、避けられない攻撃がリナに迫り、リナが覚悟を決めたとき。ゾロムの攻撃を、寸前でたたき
落としてくれた者がいた。それは、ずっとはぐれていたガウリイだった。
ゾロムに攻撃しようとするガウリイをひっつかみ、リナは逃げ出す。古い元馬小屋の中で、リナは
ゾロムが純魔族であること、つまりは精神体で、精神にダメージを与える魔法か武器でないと倒せない
ことを説明する。しかし、ついつい説明とガウリイへのツッコミに熱が入りすぎてしまい、すぐゾロムに
見つかってしまった。
ガウリイは、自分が突っ込むから援護してほしいとリナに言い、ゾロムの方へと向かってゆく。なんと
ガウリイはその途中で、自らの剣を針でつつき、剣の刀身の部分を外してしまった。柄の部分だけを高々
とかかげるガウリイに、リナもゾロムも彼のアタマをホンキで疑う。しかし、ガウリイが「光よ!」と
叫ぶと、刃のない剣の柄から光の刀身が現れた。彼の持っていた剣は、伝説の光の剣だったのだ。ゾロム
は一撃で滅び去る。リナは感激して、ガウリイに剣を売ってくれるよう交渉するが、ガウリイはまったく
首をたてにふらなかった。
一方、ゼルガディスの方は、着々と敵の数を減らしていた。やがて雑魚はすべて倒され、残っている
のはディルギア1人。しかし、前回の戦いで1対1で戦う不利を知っていたディルギアはおじけづく。
そこへ、裏切ったゼルガディスを追って、ロディマスとゾルフが現れる。これで有利になったと歓喜する
ディルギア。だが、ロディマスとゾルフはゼルガディスの前で膝をつく。彼らはレゾではなく、
ゼルガディスに忠誠を誓った部下たちだったのだ。彼らの加勢でディルギアは倒される。
両方の戦いが終わったところで、リナたちとゼルガディスたちも合流。いろいろあったがこれからは
味方、と、かたく握手をかわすのだった。
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