Navigation! サイラーグへの招待状! (アニメ無印第14話)



ストーリー

 今日も今日とて、追われるリナたち。何日も追われ、ワナもしかけられて、疲れたリナたちは、単純な ワナに引っかかってしまう。その前に現れたのは、しっかり生きていたザングルスとヴルムグン。 売られたケンカは買うのがリナの流儀だが、二人ともガス欠(空腹)の状態では戦いにもならない。 ひとまず退却するリナたち。
 一方アメリアが買い出しから帰ってくると、リナたちが見あたらない。辺りを探しているそのとき、 敵に追われているリナを発見した。ついつい正義の血潮の導くままに、アメリアは崖から飛び降りる。 結果、食料はすべてぶちまけられてしまった。
 空腹のあまり、よろふらと山越えをするリナたち。そのとき、彼らの鼻においしそうなにおいが漂って きた。それはうまそうなチキンのにおい。誘われるまま、洞窟に足を踏み入れると、そこにはヴルムグン と、彼と手を組んだ盗賊が待ちかまえていた。しかしリナとガウリイの目には、チキンしか入って いない。必死にチキンを追い求め、ヴルムグンの作ったゴーレムを吹き飛ばしてゆくリナたちだったが、 さすがに大岩が転がってくるとどうにもならない。なんとか逃げだし、そこにあったいかだで川を下る。
 しかし、川下りの途中でまたまたまたまたヴルムグンが。ヴルムグンをなんとか追い払うと、今度は ザングルスが追いすがってくる。ザングルスはいかだに乗り込んで、そこでガウリイと剣戟戦に。さらに はパターン通り、彼らの目の前に滝が現れる。滝から落ちて、いかだはバラバラ。しかもそのドサクサ で、いつのまにか追いついたヴルムグンに、アメリアが人質にとられてしまう。いいかげんキレかけて いたリナは、アメリアの「わたしに構わず」の言葉通り、遠慮せず竜破斬(ドラグ・スレイブ)を撃ち こんだ。
 クレーターになった滝を残しながらも、リナたちは再びいかだで川を下る。次の町で待っているはず の、おいしいごはんを目指して……。



ここがポイント

 リナとガウリイの逃亡生活。ファンタジー世界の昭和枯れすすき。ウソですけど(笑)そんな暗い話 じゃありませんって。
 上のストーリー説明が、やけにとりとめない書き方になってますけど、つまりはそういう話。ほとんど 全体としてのストーリーはありません。ただただひたすら、リナとガウリイが逃げてる話だしね。 ……え?アメリアもいるだろうって?いやー、ここらへんのアニメ版アメリア、わたしキライだから さあ。バカなだけのアメリアは、正視に耐えません。
 絵的にいいのは、ワナに引っかかり、逆さ吊りになったリナとガウリイ。あと、逆さのヴルムグン。 考えてみれば、あんまりリナたちがここまで無防備にワナにハマるというのは、少ないハズなんです。 ホントはね。前話で引っかかってますが、リナってこんなワナに引っかかる子じゃないってことで。あと こーゆう構図も少ないし。それからヴルムグンも、なんか逆さの方がカッコイイぞ。
 怒りで振り向いて、目が三角になって牙のとがったリナは、めったやたら恐ろしげでした。でも、 すっごい迫力あったなあ……。アメリアが「怖い〜〜!」と泣いてましたが、きっと子供イチコロです。 なんか「極悪魔人リナ=インバース(無印16話参照)」はここから来たんだと言われれば、思わず 納得です。
 ところで、リナがヴルムグンに、「まだ生きてたの!?」と言ってますが、たとえば今回のとかで 吹っ飛んで死んだヴルムグンは、みんなコピーなんですよね。でも、ザングルスにコピーはいないから、 彼の場合はず〜〜っと死んでないんですよね。……ザングルス、すごい生命力だよなあ。まあはからずも その理由は、NEXTの最終話でリナが口走ることになる(「ギャグキャラだから死ななかった」)のです が(爆笑)