Return！　赤法師ふたたび！（無印第１８話）

Return！　赤法師ふたたび！ （アニメ無印第１８話）

ストーリー

　ついにやって来ましたサイラーグ。夜になるのを待って、リナたちは町の中へ忍びこむ。とりあえず町の人を掴まえて、強引に情報収集を、などと物騒なことを考えているとき、一人の女性が声をかけてきた。彼女の名はシルフィール。サイラーグ神官長の娘で、ガウリイの以前からの知り合いだった。
　シルフィールの家で、リナたちはシルフィールの父親から、詳しい話を聞くことができた。指名手配をかけたのは、エリスという女性。エリスは、なんとあの赤法師レゾの側近だという。ひとまず、そのエリスと会ってみないと始まらない。リナたちは、エリスのいるという屋敷に向かった。
　屋敷の中に入り込み、探索を行っているその途中、リナたちを今回の黒幕・エリスと、ザングルス、ヴルムグンが迎える。エリスが言うには、自分はサイラーグを離れるわけにいかなかったので、リナたちをここまでおびきよせるため、手配をかけたという。エリスの目的のひとつは、ガウリイの光の剣。腕ずくでも奪おうとするエリスたちを相手に、ガウリイはザングルスと、リナはヴルムグンと、アメリアはキメラと戦い始める。多少時間はかかったが、圧倒的な実力差に、彼女らは楽勝の勝利をおさめた。
　だが、ザングルスを尋問しようとしたリナの後ろに、先程やっつけたばかりのヴルムグンが現れる。しかも同時に３人も。何度倒してもしつこく生きて現れるヴルムグンは、コピー人間だったのだ。いきなり形勢逆転されて、ひるむリナたち。そこへ、突然男が窓を破って飛び込んできて、ヴルムグンたちを呪文で一気にやっつける。男がフードを取ると、それはリナたちには見慣れた顔―― ゼルガディスだった。
　ゼルガディスとエリスの会話から、リナは彼らが前から知り合いだったと知る。ゼルガディスが、説明しようとしたとき、その言葉の後を継いだ人物がいた。男がゆっくりと姿を現す。それは、死んだはずの赤法師レゾだった。

ここがポイント
　あまり作監さんの絵が好きではないのと、本編ストーリーに入ってしまったため見所の少ない回ですが、それでもいくつかあります。ガウリイがスゲカッコ＝イーン………もとい。すげーカッコよくっておねーさん的にヒューヒュー♪♪♪レゾの屋敷に入るため、壁を斬るときのマジなガウリイ、通称まじガウ（笑）いやー、あんな真剣な顔のガウリイ、久しぶりでしたねー♪それと、ザングルスと戦うときの、「お前の剣とオレの光の剣、どっちの切れ味が上か、試そうじゃないか！」のセリフ。「じゃないか」！「じゃないか」ですよお嬢さん！！「試そうか？」の挑発ではない、明らかな誘い口調！！ガウリイがモテモテ（笑）なのは、こーやって無意識に誘ってるからではないでしょうか。……ガウリイって、やっぱ傭兵時代に貞操の危機があったのかなあ……。ガタイはデカいけど、女顔だし、大人しそうだもんなあ。当時は、性格が悩める青年だったみたいですけど、のんびり屋なとこはあんま変わってなさそうだし。……はっっ！！？もしやリナのおやじさまに、「オレはあんたに惚れてるわけじゃない」とか言ったのは、そーゆー過去があったから！！！？？
　シルフィール、初登場。登場時のＢＧＭのタイトルは、「巫女シルフィール」。……さて。無印のみ見てる分にはわからないのですが、NEXTをご覧になったガウリナファンなら、聞き覚えのあるＢＧＭでしょう。そう、これはNEXTにて、「お前なあ！　オレがどんな気持ちだったか、少しは…！」とか、「いつまであたしの、保護者してんのよ」「一生か？」などのアニメ独自のガウリナらぶらぶシーンに使われていたＢＧＭなのですよう～～～！！………シルフィール用に作ったＢＧＭを、ガウリナシーンに流すなんて………スタッフも罪なことを………。
　あとは、最初の方でアメリアが、ガウリイに「リナに似てきた」と言われて、「いくら冗談でも、人間言っていいことと悪いことがあるんです！」…そこまで言わんでも。これでリナが、アメリアの方ではなく、ガウリイの方にばかり怒ってたのはどうしてなんでしょ。