Shock! サイラーグ崩壊! (アニメ無印第19話)



ストーリー

 リナたちの前に現れた、『赤法師レゾ』。しかし、これが本物のはずがない。リナたちは偽物と 断じた。『レゾ』は、本物か偽物かより、自分を倒せるかの方が大事と言い、戦いを挑んでくる。本物で ない限りは倒せる。そう踏んだリナだったが、レゾの力は思った以上に強大だった。レゾの攻撃呪文に、 リナ・アメリア・ゼルガディスの3者が作った防御結界も耐えられない。もう駄目かと思ったとき、後ろ から強力な防御魔法が援護してくれた。それは、ガウリイを心配してやって来たシルフィールだった。 シルフィールの援護を使って、レゾから逃げ出すリナたち。
 逃げ切って落ちついたところで、一同はゼルガディスの説明と、『レゾ』の正体を推測する。あの 『レゾ』は間違いなく偽物。しかし、実力はとんでもない。もしかすると、あれはレゾのコピーかも しれないという結論に、リナはたどりつく。リナが専門家に聞きに行くと言うと、ゼルガディスは別行動 で調べ物に行ってしまった。4人は、近くにあるキメラ専門の闇の魔道士ギルドに出向く。
 そこでも一騒動起こしつつ、結局わかったのは「完璧なコピーはできる、かもしれない」ということ だけだった。そこへ、別行動をしていたゼルガディスが戻ってくる。ゼルガディスは、本物のレゾの 溜め込んだ、魔道コレクションとでも言うべき魔道具の数々が、サイラーグにあるということを確認しに 行っていたのだ。それを使えば、あの『レゾ』を倒せるかもしれない。レゾの研究所があるという、 サイラーグ旧市街へと一行は向かった。
 だが、その前にシルフィールの家へ行く途中で、『レゾ』が襲ってきた。レゾは本気のゼルガディス にも、涼しい表情で対抗する。易々とゼルガディスを吹き飛ばして唱え始めた呪文に、ゼルガディスと リナは、ものすごい大技が来ると確信した。魔法が使える4人が全力で防御に入る。風の結界を作り、 いくらか浮かび上がった直後、『レゾ』の呪文が炸裂した。
 作用は爆裂陣(メガ・ブランド)だが、威力はケタがいくつも違う、とんでもない呪文が発動する。 爆風が収まり、上空から見ると、なんとサイラーグの町が半分消滅していた。おそらくその辺りに 住んでいた人々は全滅だろう。父の名を叫んで絶叫するシルフィールの声を聞きながら、リナは『レゾ』 の実力と残酷さを、深く噛みしめるのだった。



ここがポイント

 今回の見所は、原作にはなかった、闇の魔道士ギルドでの一騒動〜♪一応原作では、「オリジナルが 取得した技術はコピーできない」ことになっているのですが、まあアニメだしいっか。一番面白かった のは、ちびリナ&ちびガウリイでしょう。なぜか肉弾戦(武器も魔法もないし)で、ちびガウリイに快勝 するちびリナ……。性格の違いと言いたいのか(笑)もっとも、もしリナやガウリイに技術も似た、同じ 能力値のコピーがホントにできても、それはそれでどう収拾つけるよアニメスタッフ?って感じだし、 ギャグだからこんなもんで。
 実験のために、ガウリイの髪を奪おうとするシーンですが、シルフィールが面白いキャラになって ましたね。てゆーか、抜くのは1本だけにしといてやれよ……。リナの髪を抜くときの、ガウリイにも 言える(こっちはちょこっと怨恨入ってたんだろーけど)ことですが。あんなに抜いたらハゲるって (笑)ガウリイやリナが、剣や魔道の達人と聞いて、ギルドの魔道士じいさんが思いっきり興奮して ました。目が血走っちゃったりして。つか、あの人、ディオルじいさんちゃうんですか?(爆笑)
 初めてレゾの一件に触れたときの、アメリアの反応は楽しかったです。「あの賢者と言われた赤法師 レゾさんを倒すなんて!リナさんたちって……やっぱり極悪人?」「この人(ゼル)なんなんですか!?  すっごくアヤシイですぅ」いやそのたしかに、それはそーかもしれないが……。その後のリナの フォローも、微妙にフォローになってなくて、崩れてゆくゼルガディスの顔が楽しかった♪そういえば、 結局原作では、アメリアはレゾ及びレゾコピーの一件を知らないままのよーな気がする……。