Warning! エリスの執念! (アニメ無印第23話)



ストーリー

 エリスたちの手に渡ってしまった、レゾの遺産。これは元々レゾのものだから、持ち主の手に返っただけ と主張するエリスに、リナとゼルガディスは、その場にいるレゾがニセモノ――コピーレゾ(以下 レゾコピー)であると証明する。ゼルガディスに断ち斬られたバンダナの下からは、エリスの埋め込んだ コントロール用のルビーが。レゾコピーは、エリスによってコントロールされた、レゾのコピー人間だった のだ。
 このレゾコピーをより完璧なものにするため、エリスはこの研究所に入らねばならなかった。そして目的 は、レゾを倒したリナたちへの復讐。エリスはレゾと共に白魔術を研究し、そしてレゾを愛していたのだ。 客観的に見れば逆恨みなのだが、そうでもしない限りエリスの恨みは収まらない。エリスは、手にしたレゾ の遺産である石板を使い、魔獣ザナッファーを呼び出すと宣言。その魔力を、レゾコピーに与えてさらに 力をつけさせる気なのだ。
 かつてサイラーグの町を滅ぼした、恐ろしい魔獣の復活など、絶対に許すわけにはいかない。なんと しても阻止しようとするリナたちだが、なんとガウリイがエリスのコントロールルビーを埋め込まれて しまい、リナを殺そうと追いかける。その一連のすったもんだをしているうちに、とうとうリナたちの 目の前で、魔獣が復活してしまった。
 魔獣はレゾコピーに力を与え、強大な魔力を宿らせる。しかし、これでレゾの仇を討てると哄笑する エリスの胸を、操り人形だったはずのレゾコピーが撃ち貫く!!レゾコピーは、額のコントロールルビーを 自ら取り出し、ニヤリと深く笑みを浮かべるのだった――



ここがポイント

 シーンとして一番面白いのは、エリスにコントロールルビーを埋め込まれたガウリイが、リナを追っかけ 回すシーン。エリスの言った、「仲間同士でじゃれあってなさい」の言葉は、奇しくもピッタリくる表現 だと思います(爆笑)どう見ても、じゃれあってるようにしか見えないし……。リナの悲鳴もどこか危機感 ないし(笑)リナがこっそり、「こんなならナーガの方がましよー!」と叫んでますが、それって同じ自分 を狙っていても、ナーガの方が操りやすいってコト?それから、正気に返ったガウリイがリナに フレンドリーに挨拶してますが。リナとお互いハート飛ばしあってます。……愛?(違)
 ガウリイが、光の剣を狙われてた理由を聞いて、「それでザングルスのやつ、しつこくオレを狙って たのか!」と言ってましたが……あれって、愛してたからでしょ?(笑)それと、リナが上から落ちて くるとき、ガウリイってばアメリアとシルフィールを突き飛ばして、落下地点に誰もいないようにして ましたけど……受け止めてやれよ。お前が。
 今回で、ふと気づいたのですが、ゼルってレゾコピーと戦うこと多くありません?レゾへの恨みか(笑) レゾの姿をしたものを見過ごしておけないのかも(笑)
 エリスの思い出話の中で、レゾが叫んでます。ええもう、絶望にうちひしがれて叫んでます。……うまい よなあ、子安さん(爆笑)どーしてあの方は、こうも毎度毎度、絶叫するキャラばかりなのか。弟とジブン の間では、「子安さんは必ず絶叫するキャラを演る」という鉄壁の掟が、勝手にあったりします(笑) あと、レゾの肩パッド(笑)、改めて見るとスゴいデカいよなあ。ところで、この思い出話をしてる最中 に、リナが攻撃しなかったのは、なぜ?(笑)リナならやる!(断言)
 最後。エリスが、レゾとの思い出を語って、空を仰ぐシーンがありました。ええ、とても美しく、切ない 心情なのでしょう。その気になれば、同情もできます。……あんな、ナーガを彷彿とさせる、悪の女魔道士 みたいな格好じゃなければ……。