X-DAY よみがえる魔獣! (アニメ無印第24話)



ストーリー

 エリスを殺してしまった『レゾ』。その理由は、『レゾ』がオリジナルのレゾを超えるため、リナを 倒すことにあるという。そこにエリスがいては、邪魔だからというのだ。そして『レゾ』は、ザナッファー を取り込み、さらに強大な魔力を手に入れた。自分の中に取り込んだこのザナッファーの力を使い、リナ たちを倒すという。リナたちは、ザナッファーを倒したと伝説で語られる、ガウリイの光の剣に先陣を きらせるが、なんと光の剣はあっけなく弾き飛ばされてしまった。
 『レゾ』は、激しい攻撃を始める。その余波で、大きな天井がリナたちの上に落ちてくるが、『レゾ』は それを受け止めた。簡単にリナたちが死ぬのでは意味がない。あくまで自分と戦い、その中で殺すことが 『レゾ』にとっては意味があるのだ。戦いやすいよう、リナたちを地上に運ぶ『レゾ』。その途中で、 『レゾ』は一発で研究所をも破壊してしまった。
 リナたちは、地上に出たのを幸いに、ひとまず一時撤退を試みる。しかし、『レゾ』は執拗に追って きて、リナに重破斬(ギガ・スレイブ)を撃てと迫る。あの呪文を暴走させれば世界が滅びる、と説得 するシルフィールの言葉にも耳を貸さず、『レゾ』はリナがその気になるよう、仲間を傷つけていった。 そのとき、シルフィールはザナッファーがフラグーンに怯えていることに気づく。
 傷つけられた仲間を見て、リナは怒り、重破斬を撃つことを決意する。ガウリイから光の剣を借り、 『レゾ』に向かって呪文を唱える。だが、呪文が完成する直前、シルフィールがリナにしがみつき、呪文の 完成を遮った。シルフィールがリナに、自分の気づいたザナッファーの弱点を伝えようとした瞬間、邪魔を されて怒った『レゾ』の攻撃がシルフィールを襲う。しかし彼女をかばい、代わりにリナが『レゾ』の攻撃 に貫かれてしまった。倒れ伏したリナからは、大量の血が流れ出していた――!



ここがポイント

 今回の見所は、なんと言ってもレゾコピーの壊れっぷり。いっそ見事。生みの親(めちゃくちゃ愛情薄い けど)を殺し、人の命を奪うのは自らの誇りゆえと言い切る。そのための手段として、町半分(原作では 丸々ひとつ)崩壊させるってんだから、ハンパじゃない。……とはいえ、それはレゾコピーが見た目通りの 年の場合。いつ作られたか定かじゃありませんが、たぶんレゾコピーって、作られてから数年しかたって ないはずなんですよね。んで、実験用に作られたのだから、自我など当然入れられてるはずはなくて。 つまり子供と一緒。屈折した育てられ方をされ、性格ひねくれちゃって、でも力だけはとんでもないものを 持っている。そりゃこれっくらいします、って気にもなりますね。俗に漫画のキャラで、超能力者の子供 って、残忍な性格で人を殺すキャラ多いですが、子供って元来虫をよく殺す、残酷な(というか命の重さを 知らない)生き物よね、ってことで。
 ジブンの趣味で、ガウリナ発掘〜。やはりレゾコピーの攻撃に倒れたリナを、ガウリイが思いっきり 取り乱しながら、呼び続けるシーン。ガウリイさん、もう正気じゃねえ。ヤツも壊れた!?(殴)身も世も なく、って感じでいいです。ガウリイの心痛に萌えるのは、人として間違ってる気がひしひしいたします が、ガウリイの必死の思いは、ファンがたしかに受け取った(笑)また、リナとしても、傷つけられた仲間 を見てギガ・スレ撃とうと決意しますが、見た仲間はガウリイだけ〜。見てやれよ、ゼルとアメリアも。 今回、ゼルとアメリアは、いいとこなかったですね。ほとんど何もできない、というかやってなくて。
 一方、多少役目があったのはシルフィール。リナのギガ・スレをひたすら止めるのと、ザナッファーの 弱点に気づく役。……ジブン、こーやって「やっちゃダメ」とだけ言って、打開策を出さないヤツって キライなんですけど……。まあシルフィールは弱点見つけたから、とりあえず良し。でも、シルフィールの 無力さって、戦いの中でものすごく際だつなあ……。だからこそ、彼女もドラ・スレ覚えたんでしょう けど。
 ピンポイント。「伝説のウソつきー!」と叫んだアメリア(笑)アメりん、伝説なんて、大抵どこかに ウソが入ってるもんだって……。