ストーリー
ゾアナの魔道書を見るために、ゾアナ王国城下町にやってきたリナ達。食堂のケンカで台無しになった
お昼ゴハンのカタキをとっていると、馬に乗って正装したアメリアに出会った。再会を喜ぶも、アメリア
はどこかよそよそしく、さっさと立ち去ってしまう。そんな彼女にトラブルの臭いを感じたリナは、
ゾアナの魔道書が優先的に見られるかも、と手助けすることを決意。
一方アメリアは、父フィリオネルの代理として、国王モロスを訪ねた。用件は、軍備の拡大をやめない
と、正義の名の下にセイルーンはゾアナを敵対国家とみなす、というもの。その謁見の場に、突如として
現れたのは、ゾアナ王国の王女マルチナ。彼女の野望は、この世を支配して、彼女の信じる魔人
ゾアメルグスターに捧げるというものだった。父親の「わしは世界征服がしたいだけなんじゃが…」と
いう呟きは無視して、マルチナは指揮をとり、アメリアを捕らえようとする。しかし、並の兵士で
アメリアの相手は勤まらない。今回のために雇った用心棒を呼ぶと、なんとその用心棒とはゼルガディス
だった。ゼルガディスと戦うことにアメリアが葛藤していると、いつのまにか彼女は戦わずして捕らえ
られてしまう。
ぐるぐるまきに縛られたアメリアが、モロスとマルチナに正義の講釈を始めようとした時、リナと
ガウリイがアメリアを助けにやってきた。ゼルガディスがゾアナの魔道書をもらうため、用心棒としての
役目を果たそうと対峙すると、リナが魔道書はゼルガディスの役に立たないと指摘。その場でゼルは
契約を破棄する。あっというまに護衛の兵士を倒し、モロスは逃げ出す。リナが
モロスの相手をしている間に、マルチナは大昔から伝わる、オリハルコンゴーレムを起動。その強大な
破壊力で、リナ達を倒そうとするが、大昔より伝わる古いゴーレムは、すぐに壊れてしまう。しかも
攻撃用のビーム(?)が暴走。これを止めるため、リナのドラグ・スレイブが炸裂する。
ゾアナ城は、城下町ともども木っ端みじん。マルチナは荒野の夕焼け空の下、リナへの復讐を魔人
ゾアメルグスターに誓うのだった。
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