秘められし野望!衝撃の告白? (アニメNEXT第9話)



ストーリー

 フィルさんのお供として、セイルーン王宮に戻ったリナ達。これからの打ち合わせをしていると、今回 の事件の第一容疑者・フィルさんの弟のクリストファーが、息子のアルフレッドと共に訪ねてくる。 そして、やたら挑発的な、クリストファーに仕える宮廷魔道士・カンヅェルとマゼンダの2人も、リナ たちへ挨拶をしにやって来た。
 テラスでお茶を飲みながら、これからのことを話し合う4人。と、そこへ侍女がリナ宛の手紙を持って やって来る。差出人はアルフレッド。この暗殺騒ぎの、首謀者を教える、という。
 フィルさんの警護をガウリイとゼルガディスにまかせ、リナとアメリアは待ち合わせ場所へ。そこには 正真正銘本物のアルフレッドがいて、この事件は父親のクリストファーの起こしたことだと衝撃の告白。 彼は、セイルーンと父親のことを憂い、父を説得するまでの時間がほしい、という。だが、そこへ魔族の 襲撃。アルフレッドごとリナ達を殺そうとする。
 その場を逃げだすリナ達だが、魔族の創りだした結界の中に閉じこめられてしまった。リナは鳩を召喚 することで、結界の中と外をつなぎ、脱出に成功。魔族を王宮の神殿へと誘い出す。
 セイルーンの中心部であるそこでは、魔族の力は弱まり、白魔術の力は強化される。魔族を縛り、尋問 しようとするが、魔族は力づくで白魔術を解いた。力を失った魔族に、リナ達を相手にすることは できない。魔族は置きみやげとして、リナに呪をかけて逃げてゆく。翔封界で追おうとするリナだった が、術は発動しなかった。なんと魔族の置きみやげとは、リナの魔法を使えなくしてゆくことだった のだ。これからいったい、どうしろというのだろうか?



ここがポイント

 今回の、ラブリーリナちゃん。フィルさんと、報酬の交渉をするリナ。机の上にのっかってるのが カワイイ♪いつまで乗ってんだろう、って気もしますが、カワイイからいっか♪(こらこら)
 今回、ゼルが二度ほどアメリアをいぢめてます。「(フィルさんの)見かけに難があるのは、お前も 認めるんだな」とゼルにやりこめられて、苦虫噛みつぶしたよーな顔するアメリア。こりは、やっぱり 一般的判断基準はわかってはいるんでしょう。あんましいぢめてやるなよ、ゼル。
 ゼルのアメリアいぢめでもうひとつ。ゼルに「お家騒動の多い国だ」と指摘されて、だからこそ正義が 必要なのだと言い切るアメリア。彼女の王族としての一片が見える態度でした。問題の多い王家でも、 なんとかいい方向に持っていこうとするアメリアの意志がよくわかります。けなげですよねえ…… (しみじみ)ふだん首つっこまないガウリイが、ゼルをおしおきしたのも、よくわかります。
 ちょこっとガウリナなのは、リナに来た手紙が、ラブレターということだけは絶対にない、と強固な 態度で否定するガウリイ。それは自分の希望入りですか(笑)リナ、ちゃんとブレストプレートの隙間を 狙ってパンチしてます。落っこっちゃった侍女のおねーちゃんは、大丈夫でしょーかねえ。ゼルが 「ムゴいことを……」と言ってましたが、それはガウリイに対してか、それともおねーちゃんに対して か、どっちですかー。おねーちゃんは、リナが直接やったんじゃないんだけどさ。
 ツッコミどころも、これまた2つ。この1つ前の話では、「ちゃんと証拠がないと動けないから、証拠 が必要なんですー!」と叫んでたアメリアが、今回は証拠ナシに動こうとして、リナに止められてるん ですけど……なんか矛盾してるよなあ。考え方が逆転してるぢゃん。
 マゼンダが、最後退散するとき、屋根のガラスを突き破ってますが。あれって、逃げ方が魔族的じゃ ないよーに思えます。ま、単なる効果だってのはわかってますけどね。呪文が使えなくなって、 「まさか、あのとき…」ってつぶやくリナは、作画のポイントもあるんですが、かわいーですー♪ お気に入り♪って、リナの不幸を喜んでたら、なんかボコボコにのめされそーな気もしますが(汗)
 ところで、カンヅェルとマゼンダが同時に出てきて、「うぬのああぁぁ!?」ってのけぞったのは、 ワタシだけデスカ。……いや、同じガーヴ旗下の魔族ではあるんだけどさあ……。