ストーリー
魔族に対抗する手段を手に入れるべく、リナは闇のマーケットを取り仕切る、ボーデンという男から、
ちょっぴり悪どい手で、情報を手に入れた。古代王朝の遺跡に、聖なる加護を授かる最強呪文が眠って
いるという。リナ達はさっそく、地図を元に遺跡を探した。
ようやく遺跡の入り口らしき場所を見つけると、リナ達とはちあわせる形で、二人組の少女が姿を
現す。なんと、彼女たちも同じものを探して、この遺跡にやって来たのだ。たちまちにらみ合う少女
たち・ミミ&ネネとリナ&アメリア。その間に、のんびり傍観していたガウリイとゼルガディスが、
遺跡の入り口を見つける。リナがミミとネネを一時足止めし、彼らは先に遺跡へと進む。
いざ、呪文書を探して遺跡の中へ。と思った時、魔族がリナの命を狙って姿を現した。ビジュアルは
楽しいが、魔族は魔族。しかもそこへ、ミミとネネが追いつき、さらにはボーデンの手下たちがリナを
恨んで追ってきた。ゼルガディスの呪文で辺りが吹き飛んでいるうちに、リナたちは今度こそ遺跡の中
へ入る。
ワナにあちこち引っかかりつつ、ようやくある部屋にたどりつくと、そこには目的の呪文書が。見る
と、その呪文は二人がかりで唱える上、専用の衣装を着て、身振り手振りが必要という。リナたちが
呪文書を見ている最中、置き去りにしてきたミミとネネ、ボーデンの手下たち、さらには魔族がまたも
姿を現す。魔族は全員を攻撃し始め、それに全員が個々に応戦する、といった乱戦に。そんな中、リナは
呪文書の呪文を使う決心をする。
真剣な戦闘の空気の中、着替えたリナとアメリアの格好は、とてもかわいいミニスカートと大きな
リボン。全員、思わず戦闘を止めて、呆気にとられて見てしまう。真っ赤になりながらも、リナと
アメリアは、非常に少女チックで恥ずかしい歌と踊りを披露。しかし、その呪文の効果は、光が光って
花が舞う、というだけ。キレたリナがジタバタ暴れ、文句を言うと、ミミとネネが真実を教えてくれる。
この呪文書は究極呪文などではなく、神さまに捧げる古代のお祭りの歌と踊りだったのだ。
こんな恥ずかしい姿を披露したリナは、これ以上ないくらい真っ赤な顔で竜破斬を撃ち、見事魔族と
ボーデンの手下は倒れる。ミミとネネは、リナたちに不要な呪文書と衣装をもらって、ゴキゲンで去って
いった。情報料ソンした、とつぶやくリナの前に、一部始終を見ていたマルチナとゼロスが、からかいに
やって来る。リナは再び、竜破斬をぶっ放すのだった。
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