ストーリー
今まで戦っていた魔剣士は、なんとフィブリゾに操られたガウリイだった。フィブリゾは、ネタがバレ
ては面白くないと、ガウリイを再び連れ去ってしまう。リナは焦燥を隠せない。
その後、食堂でリナたちはザングルスに現在の彼らの状況を説明する。それを聞き取ったザングルス
は、単独でサイラーグに向かうことにした。
やがて、リナたちはサイラーグに到着する。とりあえず荷馬車の後ろに揺られて、街中を見て回ると、
シルフィールが驚くべきことに気づいた。サイラーグの街は復興したのではなく、コピーレゾとの戦いで
滅びたはずの街が元に戻っている、という。シルフィールが子供の頃、背比べに使った樹まで元通りに
なっていた。困惑する一同のところへ、シルフィールの父・エルクが姿を現す。
家でエルクに説明を求めるリナたち。この街と住人は、すべてフィブリゾの魔力によって蘇らせられた
ものなのだという。だから、目の前のエルクも生きてはいない。その事実に愕然とするシルフィール。
フィブリゾがこんなことをする目的を問うても、エルクはフィブリゾに、必要な情報しかリナに与え
られないよう作られていた。リナたちはフィブリゾの居場所を聞き、街の中央、フィブリゾの神殿へと
向かう。
神殿へはすぐ着いたが、入り口が見あたらない。振動弾(ダム・ブラス)で開けようとしても傷ひとつ
つかず、竜破斬(ドラグ・スレイブ)を撃とうとするリナ。すると突然入り口ができ、リナはその中に
飛び込んだ。だが、空間がねじれているらしく、どうしても中に入れない。しかも街の人々が、見張りの
ように近づいてくる。リナたちはその場を諦め、家に引き返した。
その夜。二手に分かれて入り口を探すことにした一同。だが、リナは一人で街を駆けてゆく。そんな
彼女にシルフィールが追いついた。リナは一人で、神殿に行くつもりだったのだ。シルフィールはリナを
説得して、二人は共に神殿に向かう。
だが、街中にはフィブリゾの、第二のワナが待っていた。突然街の人々が、手に手に武器を持って、
リナたちや、別行動していたゼルガディスたちに襲いかかってきたのだ。空にはデーモンの群がいて、
空をとんでゆくわけにもいかない。進退極まったリナたちのところへ、先行していたザングルスがやって
来た。遠慮なく衝撃波で人々を退け、進むザングルス。おかげでリナたちは無傷で神殿にたどり着いた。
リナは神滅斬(ラグナ・ブレード)で神殿のカベに穴を開ける。目的地は、とらわれているガウリイの
場所。そこを目指して、リナたちは走り出すのだった。
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