ストーリー
魔族と、神に仕える竜族の巫女。ゆえに、仲の悪いゼロスとフィリア。どちらの道をゆくかで、今日も
ケンカになってしまう。
フィリアが強引に決めた先の街で、リナ達は食事をとることに。すると、食事中の口ゲンカに負けた
ショックで、フィリアは食堂を飛び出してしまう。食事を続けようとするリナ達だったが、外の世界で
通用する金を持っているのがフィリアのみ、という事実に気づくと、『傷心の』フィリアを『慰める』
べく後を追う。「食い逃げだー!」という食堂の主人の声を残して……。
一方のフィリアは雨の中、街の中心の広場にいた。ゼロスの態度に、もう一度ふつふつ怒りが
こみ上げてくる。そのうち、いきなり街の人たちが、彼女を取り囲んだ。なんとこの街は、ドラゴン禁制
の街だという。フィリアの言うことを聞こうともしない街の人たちに、実力で黙らせようとするが、ふと
ゼロスの「口でかなわないから実力行使ですか?」という言葉を思い出して、おとなしくなる。そんな
彼女の前に、グラボスとジラスが現れた。フィリアを竜だと密告したのは、彼らだったのだ。
その日のうちに、フィリアは裁判にかけられる。竜と認定された彼女に、人々の怨嗟の声がかかる。
そこへ、リナ達がフィリアを連れ戻しに来た。だが、ドラゴン禁制の街では、人々は皆フィリアの敵で
あり、また魔術を使うリナ達を恐怖の目で見ながら、彼女たちを取り囲む。その状況を打開すべく、
ゼロスは思うぞんぶんフィリアをこきおろし、フィリアをキレさせる。竜形態で、フィリアは大暴れ。
街は思いっきり壊滅状態。
どさくさまぎれで逃げ出したリナ達は、ゼロスの持ってきたガイドブックで、ドラドラのびっくり鍋の
正体を知る。ガイドブックを持ってたということは、街がドラゴン禁制ということを知っていたのでは?
というゼルガディスの問いに、ゼロスは笑いながら、「その方が面白そうでしたから」。その一言に、
フィリアは再び竜形態でキレまくるのだった。
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