やっと火竜王の神殿に到着したリナたち。しかし神殿は、リナたちの動かした遺跡のせいで、破壊されて しまった。神殿の崩壊を嘆くフィリアと、あくまで気にしない方向のリナたち。そんな彼女たちの前に、 神殿の最長老たち長老衆が姿を現す。最長老は、神殿を破壊したことは不問に処すと言い、リナたちを用意 してあった食事に招待した。リナたちが食事に夢中になっている間、フィリアは最長老に連れられて話を させられる。
　食事が終わり、満腹感に浸っていたリナたちのところへ、再びフィリアが現れ、最長老のお呼びだとリナ たちを呼んだ。いよいよ何をさせられるのかはっきりする、と気合いを入れて臨むリナたち。しかし、 やらされたのは……壊れた神殿の再建だった。
　リナたちが土木工事に勤しんでいる間、フィリアは長老たちに呼ばれ、本当にリナたちが滅びの神託を 託すに足る者たちかどうか問われていた。フィリアはリナたちこそが、滅びの神託で告げられた者たちだと 訴える。最初に訪ねたスィーフィードナイトも、神託で告げられたのはスィーフィードの力を宿す自分では ない、とリナたちを推薦したのだし、そしてリナたちを間近で見て、自分たちの能力以上の力を発揮する 力があるのだから、間違いないと。
　一方、神殿のドラゴンたちと協力して、リナの趣味によるちょっと個性的な神殿の再建が終わった頃、 リナたちはまた最長老に呼ばれた。神殿の大聖堂に行くと、そこにはフィリアと長老たちが待っていた。 最長老は、リナたちが滅びの神託に足る者たちかどうかはまだわからないが、リナたちに賭けることに した、と言う。高圧的で持って回った言い方に反発するリナたち。しかし、そのとき突然、ヴァルガーヴと 一緒にいた謎の相手が、リナたちの前に姿を現した――！