ストーリー
ダークスター5つの武器を探して、リナたちはアルト王国に潜り込んだ。一方、隣のバリトーネ王国には
アメリアたちが。アルト王国とバリトーネ王国には、伝説の魔道器が伝わる、というので、二手に分かれて
調査に来たのであった。
しかし、突然アルト王国とバリトーネ王国の間で、大砲の撃ち合いが始まってしまう。バリトーネ王国で
この撃ち合いに遭遇したゼルガディスたちは、老人から「毎日昼になると始まる、嫌がらせのような戦争」
だと教えられた。そのとき、ゼロスの魔力に反応した遺跡が光り、彼らは大事な客人として王宮に迎え
入れられる。一方、リナたちは飛んできた砲弾を呪文で吹き飛ばした際、砲弾が逸れて王宮を直撃、王宮
破壊犯人として牢屋に入れられてしまった。
バリトーネ女王にご馳走されたゼルガディスたちは、女王から、アルト王国に伝わる白の魔道器を盗み
だしてほしいと依頼を持ちかけられる。しかし、彼らはそんな厄介ごとに首を突っ込む気はないと断った。
女王が烈火のごとく怒っているのを後目に帰ろうとすると、バリトーネ王子・マルコが、別の依頼を持ち
かけてくる。それはなんと、アルト王国からではなく、バリトーネ王国から魔道器を盗み出してほしい、
ということだった。こんな魔道器などがあるから、隣国との仲が悪くなる、というのがその動機らしい。
そのころ、牢屋に入れられたリナたちにも、アルト王女・セーラが、同じくアルト王国から魔道器を
盗んでほしいという話をしていた。セーラは、マルコとの愛のために、両国が平和になる必要があるのだと
言う。リナたちとゼルガディスたちは、それぞれ両国の王子王女に手引きされ、みごと魔道器を盗み
出した。
しかし、両国ともその動きにすぐ気づき、お互いに相手の国がやらせたことだと思い込む。リナたちと
ゼルガディスたちは、両国の間に位置する無人島で合流した。その島を、両国の軍勢が取り囲む。しかも、
いまだドラゴンの力のリバウンドに苦しむヴァルガーヴの代わりに、グラボスがラグド・メゼギスを
持って、魔道器を奪おうと襲ってきた。ややこしい限りの展開に、リナは頭を抱えて思いっきり呻るの
だった。
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