ここがポイント 　ヴァルガーヴとフィリアの会話が、この話で一番の見所では。どうしても、自分たちのしたこととして 聞かされた話が信じられなくて、信じたくなくて、それでも真実を求めようとする真摯なフィリア。 ヴァルガーヴにも、フィリアは直接虐殺には全く関わっていないから、彼女を恨むのはある種逆恨みだと わかっているのかもしれませんね。でなきゃあんな瞳はできませんし。「帰んな、お嬢さん」っていう のは、たぶんヴァルガーヴにとって、ちょっとした優しさだったのかもしれない。触れられたくない傷、 って見方もありますが、やはり「フィリアは知らなくてもいいこと」と思ってたのかもしれません。つか、 この二人、人間体の外見年齢はそれほど違わないように見えるけど、実際の年の差はどーなんだろう？？ どことなくこのセリフ、ヴァルガーヴが年下扱いしてるよーにも見えるのですが。まあこの年で不良っぽい ヤツって、自分を実際年齢より上だって思ってるヤツが多いからなー。あ、ヴァルガーヴがフィリアの手 で世界を滅ぼそうとするところ、見ようによってはヴァルフィリケーキカット（殴） 　リナさんが、男気あふれてカッコよかったあ♪♪戦闘中のリナの中でも、なかなか見られない男っぽさ です。いや、ほめてるんですってば。凛々しい、って言い方ならオッケイ？（笑）マントの使い方に （視覚的にも実用にも）凝ってくれたのが嬉しかった。それに比べて……光の剣のないガウリイは、ホント 使いものになってませんでしたねえ……。なるほど、原作本編第二部の前半は、こんな感じだったのかい。 せっかくフィリアにセクハラ（笑）してまで武器を手に入れたのに、それすら通じず、しかもフィリアに おしおきを受ける。ああ、ガウリイ悲惨。アニメでも、最終的には光の剣を失いますが、とっとと ブラスト・ソードを見つけてやってくれることを希望。 　ツッコミが二つほど。ヴァルガーヴが、この間違った世界を滅ぼすとかのたまってた時、「やりかたは 違うが、ガーヴ様の意志を継ぐ」とその理由を述べていました。……あのー、ガーヴは別に、世界を正そう なんて考え、全く持ってなかったと思いますが……？彼はあくまで、魔族としての本能がなくなり、ただ 生き続けるために戦ってただけで。ガーヴは、世界がおかしいとか、俺の思った世界を創るとか、そういう 考えは持ってなかったはずですけど。アニメスタッフとヴァルガーヴ、どっちが間違えてとらえてたんだ ？？それから、リナがドラスレを撃つとき。自分は魔力障壁で守られるから無事、とか言ってましたが、 魔力障壁で守られるのは呪文を放つ瞬間まで。その後はダメですから、ドラスレがヴァルガーヴの体内から 漏れだした暁には、モロに喰らいます。しかも、あんな屋内で放ったら、術で壊れた壁とかに押し潰され そーな気もするんですけどぉ……。あれ、ドラスレ撃った後、どーやってヴァルガーヴから離れたんです かあ？？ま、アニメはそんな細かいとこ、気にしちゃいないのかもしんないけどさ……。