床ずれに注意しましょう ハエに注意しましょう 足とお尻のケガに注意しましょう 発熱に注意しましょう |
★床ずれに注意しましょう★ |
わんこも同じ姿勢で寝かせっぱなしにすると、床ずれを起こします。 それを防ぐには、2〜3時間おきに立たせ、下になる身体の面を変えるのが一番です。 床ずれを防ぐ、ドーナツ型のクッションも市販されていますが、思わぬ場所に床ずれを作る可能性もあります。(少なくともうちのわんこには使ったことがないので、オススメできません) やはり適度にひっくり返すのが、一番の予防法です。
それでもうっかり床ずれを作ってしまった場合、洗浄して治す方法をオススメします。
1.容器にぬるま湯を入れ(うちはプリンのカップを使用)、化粧用のコットンをひたす
床ずれを早く治そうと、床ずれのない面を下にして寝かせ続けてはいけません。今度はそちらに床ずれができてしまいます。
1.オキシドールを含ませた脱脂綿で傷口を消毒。膿も拭き取る。痛がるようなら、精製水などで薄めても良い。
このラップ療法は最近確立された、体が傷を治そうとする成分を閉じこめることにより自己回復力を高めるという、人間用の床ずれ治療などにも使われている(某医療マンガにも描いてあった)方法を応用しています。安価で非常に効果が高いようです。また長毛種の子はテープで止めようとしてもすぐに剥がれてしまう、という悩みがありました(うちもそうだった……)が、包帯ならばこの悩みは解決できるようです。 |
★ハエに注意しましょう★ |
排泄物のニオイにつられ、ハエが飛んできます。 下半身が不自由で感覚の鈍くなっているわんこは、ハエが止まっていても気づけません。 排泄物をエサにされるくらいならば大きな問題はありませんが、お尻に卵を生み付けられることがあります。 そうなるとお尻にウジ虫がわき、お尻の皮膚を食い破られてしまいます。 こうなってしまっては、もう病院で取ってもらうしかありません。 ちなみに最も一般的なイエバエは、25℃では12〜24時間、30℃では8〜12時間で卵から孵化するそうです。 まったくもって、油断がなりません。
1.わんこのお尻の排泄物を、キチンと拭き取る
また、わんこの近くにハエがいたら、すかさずハエタタキでひっぱたくのもいいことです。 |
★足とお尻のケガに注意しましょう★ |
わんこの腰を持ち上げたり、足を持って歩かせたり。下半身が動かないわんこの世話は力ワザです。 だからちょっと手がすべって、尻もちをつかせてしまったり、足を地面に引きずってしまったりすることがあります。 尻もちをつかせるとお尻にケガをしてしまうことがあり、足を引きずり続けると爪がすり切れてしまいます。 (足の爪は保護のため、散歩のときにくつ下をはかせるといいでしょう) 他にも、つまづいて転んでしまったとき、傷をつくってしまうこともあります。 元気なわんこならば自然治癒力で治るでしょうが、抵抗力の落ちたわんこでは、人間が手伝いをしてあげなくてはいけません。
オススメは、床ずれのところでも書いた、洗浄方法です。 うちのわんこは、お尻の傷にはテラマイシンを使いました。足の内股に傷ができたときは消毒液で消毒して、化粧用コットンとサージカルテープで簡易バンソウコウ代わりに(おしっこがかからないようにするため)。足の爪がすりきれた場合はホルム散(あの粉がパフパフ出てくる薬)にお世話になっています。(スプレータイプは、傷口が冷えるので直接使用しない方が良いと思われます)
もちろん一番いいのは、わんこにケガをさせないことです。 |
★発熱に注意しましょう★ |
これまで、ろくに病気ひとつしたことのないようなわんこでも、介護の必要なわんこになることはありえます。そして年をとったら、思わぬ体調の崩れを起こしたりするものです。 そのうちのひとつが、発熱。これまで外で過ごしていたのだからと、ついつい寒くても放っておいたりすると、カゼを引いて発熱することがあります。くしゃみでもすればカゼだと気づくのですが、発熱から始まるわんこの場合、気づくのが遅れてしまう可能性も。 食欲が昨日に比べていきなり落ちていたり、身体をさわってみてなんだか熱いとき、いつもと様子が違うときは、熱をはかってみましょう。もちろんそのために、普段の平熱も知っておかなければなりません。 熱があったときは、これ以上熱が上がらないように保温に務めます。ただし、夏は普段に比べ、熱がこもって平熱より体温が上がり気味になります。あまり熱が高いと解熱剤を使用することになりますが、夏の場合、平熱+1℃までは大丈夫です。 わんこの体温は、後ろ足の腿の付け根やわきの下の、毛の薄い場所に体温計を押しつけてはかります。お尻につっこむ、という計り方が正式ではありますが、わんこが痛がっていやがるので、少々大変です。 40℃未満まででしたら、解熱剤をつかう前に、お菓子等についている保冷剤をタオルにくるみ、腿の内側(血管の太いところ)に当てて冷やします。冷えすぎに注意しましょう(取るのを忘れないように)。 |