第2話『逆転エアライン』後編(その1)

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御剣 怜侍…茶
糸鋸 圭介…黄土
狩魔 冥…水
木之路 いちる…緑
白音 若菜…紫
ジンク・ホワイト…青
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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同日 午後2時52分
G−390機内 B1F貨物室

糸: ここが貨物室ッスか!
広いッスねー!
御: この飛行機は大型貨物室と最高級の
ファーストクラスを両方そなえた、
特別製なのだそうだ。
冥: ここが、本当の犯行現場
なのかしら。
御: その可能性は高い。
それを調べるために来たのだ。
糸:よーし! 捜査開始ッスよ!

(捜査開始
B1F貨物室)

(「狩魔 冥」と話す)
御: キミはイトノコギリ刑事より先に
現場に来ていた。
そして、すぐに事件の捜査に
あたった。
あらかじめ空港に用事が
あったのではないのか?
冥:‥‥‥‥‥‥‥‥そうよ。

(「空港にいた理由」を聞く)
冥: 私が今追っているのは、国家間を
またぐ巨大な犯罪よ。
ひとりで立ち向かうには
巨大すぎるものだわ。
だから、国際警察と連携して、
捜査にあたる予定だったのよ。

(ロジック「国際警察」追加)
御:国際警察か‥‥。
冥: ヒミツ任務なのよ。詳しい話を
することはできないわ。

(「スーツケース」を調べる)
糸: こんなトコロにスーツケースが!
取りホーダイッス!
御: 機内ショップで売れ残った
在庫とは、このことだな。
(このフライトが終わったら
処分される予定だったな‥‥)
糸: このペイント、カッコイイッスね〜。
アートの香りがプンプンするッス!
御: 買ったらどうだ。さぞかし喜んで
もらえるだろう。
糸: いいッスか?
え〜と、お値段は‥‥12万円!?
‥‥あきらめるッス。
御: (売れないワケだ。
‥‥あきらかに1つ
抜き取られているようだ。
ん? 足元に何か
ちらばっているぞ‥‥
これは‥‥ガラスのハヘンか‥‥?

(ロジック「ガラスのカケラ」追加))

(「アクビーのスーツケース」を調べる)
糸:この荷物は何スかね?
警: これは、被害者の預けていた
荷物であります!
御: アクビーのスーツケースか。
少し、見せてもらおう。
糸: おかしなトコロは
ないみたいッスね。
御:ム? この資料は?
糸: 狩魔検事の写真がついてるッス。
御: メイのプロフィールが
書かれているようだが‥‥。

(ロジック「狩魔 冥のプロフィール」追加)
御: なぜ、アクビーがこんなものを?

(ロジック)
(「割れたメガネ」と「ガラスのカケラ」をまとめる)
御: このカケラは、おそらくメガネの
破片だ。
糸: あ! そういえば、被害者の
メガネが割れていたッス!
御: その通りだ。
カケラのカタチを調べてみれば、
ハッキリするだろう。
やはり、被害者はここに
来ていたようだな。
糸: ということは‥‥‥‥。
犯行現場は、ココだったってことに
なるじゃないッスか!
御: さきほどから、そう言って
いるではないか!
糸:えッ! そうだったッスか!
御: 断定するにはまだ早いが、
可能性は、ますます高くなったと
言っていいだろう。
あとは、凶器さえみつかれば‥‥。

(「狩魔 冥のプロフィール」と「国際警察」をまとめる)
御: なぜアクビーがメイの資料を
持っているのか‥‥?
糸: あッ! きっと狩魔検事の
ファンなんじゃないッスかね!
御: メイが、空港に来たのは
国際警察と連携をとるためだったな。
糸: あッ! 狩魔検事が空港に来ると
聞いてアクビーも追っかけて‥‥。
御: アクビーは国際警察の
捜査官だった。その可能性はある。
メイに話を聞いてみる
必要があるようだな‥‥。

(「狩魔 冥」と話す)

(「アクビーの素性」を聞く)
御: キミが空港に来たのは、被害者に
会うためだったのでは?
冥: ‥‥突然、何を言い出すのかしら?
御: 被害者の荷物には、
キミのプロフィールがあった。
おそらくは、空港で落ち合うときに
キミだと分かるように‥‥。
アクビー・ヒックスは国際捜査官
だった。そういうことではないか?
冥: ‥‥さすがね、レイジ。
でも‥‥どうやら、ヤツらに
先手を打たれたようね。
御: キミは空港まで、国際捜査官を
迎えに来ていたのだな。
冥: 国際捜査官のアクビーは、
大がかりな密輸ルートを
テキハツしようとしていた。

(ロジック「密輸」追加)
冥: 身分を隠して、この捜査を
していたのよ。
アクビーに密輸ルートの調査を
頼んだのは、私よ。
空港についたら、彼の携帯電話から
連絡を入れてもらう予定だった。
まさか、こんなことになっている
なんて‥‥。
御: どうやら、アクビーが
<<貨物室>>にやってきたのは‥‥
マチガイないようだな。
糸: こんなところに、何をしに
来たんスかねえ。
荷物しかないッスよ。
あッ! もしかして、
スーツケースの中に忘れた
おやつを取りに来たんじゃ!
ぎゃああ!
冥: ヒックス捜査官には、目的があった。
それは、彼の仕事に関係があるわ。
御: そう。<<密輸>>の捜査。
そのために、貨物室に降りてきた。
メイ。キミは、彼がどんな捜査を
していたか知らないのか?
冥: 詳しい話は、空港で聞くはず
だったのよ‥‥
御: そうか‥‥
しかし、乗客が一人で<<貨物室>>に
降りることはできない。
冥: 彼は、スタッフに身分を明かして、
<<貨物室>>に同行させた。
そう考えられるわ。
御: うム。そして、ここで事件は
起こった‥‥
この、割れたメガネがそのことを
示している。そして‥‥
冥: 犯人は、在庫のスーツケースに
ヒックス捜査官を入れて‥‥。
御: エレベータに乗った。そのとき‥‥。
エアポケットが起こった。
そして、はげしい揺れのせいで
死体が飛び出してしまった‥‥。
このときアクビーのポケットから
サイフがこぼれ落ちたと推測できる。
エレベータ内に紙幣が
散らばったのはそのせいだろう。

(捜査終了)
冥: ‥‥これで、犯人は分かったような
ものね。
糸: えッ! ほ、ホントッスか!
御:‥‥‥‥
冥: 御剣 怜侍。あなたの
考えていることは分かっているわ。
でもね。犯人は、木之路 いちる。
彼女しかありえないわ!

(ケッテイ的な証拠)
冥: 『従業員ならば、ダレでもアクビーを
貨物室に案内することができた。』(推理1)
『しかし、問題はエレベータを
貨物室に下ろす<<カードキー>>。』(推理2)
『それを持っているのは、
木之路 いちる、ただ一人!』(推理3)
『これは、ケッテイ的な証拠と
言っていいのではないかしら?』(推理4)
御: (彼女の言っている事は分かる。
しかし‥‥)

(「推理2」をゆさぶる)
御: <<カードキー>>は盗まれていた
可能性がある!

(狩魔冥「異議あり!」)
冥: 可能性がある‥‥?
なんてアイマイな!
狩魔の流れをくむものに
あるまじき主張だわ!
御: ‥‥うぐッ!
たしかに、証拠はないが‥‥
冥: ハジをしりなさい!
木之路 いちるを
指し示している証拠は、
<<カードキー>>だけではない!
御:凶器の貯金箱‥‥!
冥: そのショーケースを開けるカギを
持っていたのも彼女だけ!
御:‥‥‥‥
冥: 『そして、凶器の貯金箱の入っていた
ショーケースを開けるカギ‥‥。』(推理5)
『それを持っているのは、
木之路 いちる、ただ一人!』(推理6)

(「推理5」をゆさぶる)
御:その凶器はニセモ‥‥

(狩魔冥「異議あり!」)
冥: その口を閉じなさい!
御剣 怜侍!
この凶器がニセモノであることを
示す証拠はない!
もしも、ニセモノだというならば!
”本物の凶器”は
どこにあるのかしら?
御:‥‥‥‥
冥: 口を開くことはできないようね‥‥。
当然だわ。
<<貨物室>>のどこを探しても、
凶器は見当たらなかったのだから!
御: (どうにかして、貯金箱が
ニセの凶器であることを‥‥
証明することは
できないのか‥‥?
凶器が本物かどうか、
これを調べれば証明できる!)

(「死体」を選択)
御: メイ。キミは、結論を急ぎすぎて
いるようだ‥‥
冥:なんですって!
御: まだ死体の解剖結果が出ていない。
被害者の頭のキズと、
凶器の形の一致も見ずに‥‥
凶器を断定するには早いと思うが?
冥: ‥‥‥‥
ヒゲ!
糸:は、はいッス!
冥: すぐに警察病院に連絡を
とりなさい!
解剖結果を聞くのよ!
糸: うぎゃあ! 了解したッスゥゥ!

糸:み、御剣検事! 大変ッス!
御:どうしたのだッ!
糸: まだ、解剖は途中だったッスけど、
すごいことが分かったッス!
冥:報告しなさい!
糸: 死体には、肩から背中にかけて
打撲のアトがあったッス。
御:肩から背中にかけて、打撲?
糸: これは、犯人がものすごく被害者を
ウラんでいたショウコッスよ!
後頭部だけじゃモノ足りなくて、
こうポカポカと何度も殴ったッス!

<<解剖記録メモ>>を
捜査手帳に記録した。
冥: 犯人が被害者をうらんでいた?
だからどうしたというの?
糸: いや。それは、だって、あの‥‥
御: 被害者の頭のキズと、凶器の形は
一致したのか?
糸: そ、その調査は、まだみたいッス!
冥: ‥‥‥‥‥‥この役立たずッ!
糸: うぎゃあああああああああッス!
警:だから、ダメですって!
?:ええい、どかんか!
御:何やら騒がしいな?
ジ: ワシの荷物は、ワシのもんじゃっ!
いいかげん荷物を返すんじゃっ!
警: いま貨物室は捜査中です!
少し待っていて下さい!
ジ:‥‥ならしかたないのぅ‥‥
警: やっとあきらめ‥‥
あっ、コラッ!
ジ: こうなったら力ずくじゃっ!
うおおおおおおおおおおっ!
警:こ、ここは通しませんっ!

(ジンク、柵から落下)
御: (こ、これは‥‥! そ、そうか!
そういうことだったのか!)

冥: 『そして、凶器の貯金箱の
ショーケースを開けるカギ‥‥』

(ロジック「ゴーユーくん貯金箱」追加)
冥: 『<<貨物室>>のどこを探しても、
凶器は見当たらなかったのだから!』

(ロジック「見つからない凶器」追加)
糸: 『死体には、肩から背中にかけて
打撲のアトがあったッス。』

(ロジック「被害者の死因」追加)


(「ゴーユーくん貯金箱」と「被害者の死因」をまとめる)
御: (犯人は、何度も被害者を
殴った‥‥
だから広い範囲で打撲の
アトがついた。
果たしてそうだろうか?
肩から背中にかけての
打撲のアトは‥‥
”肩と背中を同時に攻撃された”
ものではないか?
だとするならば、凶器は
貯金箱では小さすぎる。
凶器はもっと大きなもの‥‥!)

(ロジック「大きな凶器」追加)

(「見つからない凶器」と「大きな凶器」をまとめる)
御: (それだけ巨大な凶器ならば、
すぐにみつかるはずだ。
しかし、いまだに
凶器らしきものはみつからない。
そうだ。我々は、
気づかなかったのだ‥‥
それが、あまりに大きすぎるが
ゆえに!)


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